つくばの自転車環境近況4 つくば自転車事情(9)

《4.駐輪場の増設》

現在、つくば駅前の交番北側に、駐輪場を新たに設置する工事が進んでいる。
指定の駐輪場は、すべて有料であるが、市役所の予想以上の人気で、キャンセル待ちが続いているとか。
そこで、新たな駐輪場が設けれらることになった。
収容台数は、600台と聞いている。現在では、センター付近では、約1400台収容可能である。

写真の撮影日は、すべて2007年2月25日。

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これは、まだ建設途中の写真だが、完成したら屋根つきになる。

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歩道上に駐輪された自転車(”放置自転車”とは、呼びたくない)は、駐輪場の増設で、減るのだろうか?
ここに停める人々は、一時的な利用で、駐輪料金を敬遠する傾向があると考えられるから(実は私もそのひとりだったりする。でも、ここには絶対停めません!)、新駐輪場に一時利用のブースが設けられるかに、左右されるだろう。

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交番側の様子。ここにもギッシリ・・・・。

つくば市は駐輪場は、しっかり造っている。
地味で予算もかかるが、不毛な共有自転車を続けているどっかの自治体よりは、100倍マシというものである。

停めるときの自転車の占有スペースは、自動車の10分の1以下。
土地を有効に活用するという点においては、もっと優遇されていいと思う。

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つくばの自転車環境近況3 つくば自転車事情(8)

《3.案内図》

《2.ペデストリアンの改良》の続き。

老朽化しているのは、舗装だけではない。
案内標識もヤバイくらいに劣化が進んでいた。

それがどの程度かというと、まず下の写真を見ていただきたい。東大通り(ひがしおおどおり)のバス停にあったものだが、これはまだましな方だ。
全体的に色褪せ、一部文字が読みづらくなっている。というか消えている部分も散見される。もともとお世辞にも分かりやすいものではないが。

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ヒドイものになると、コレ!!
洞峰公園のそばにあるものだが、ノッペラボウな姿になっていて、全く読めるものでない。
こんなものが何年も放置されているのが、ペデの現状である。
これは今でも健在だ。
全く意味のない、案内図。

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さすがに、つくばエクスプレスが開通してからというもの、いつまでも放置しておくわけにもいかんということか、ペデの改修と同時に新しい案内図が設けられるようになった。

それが、これ↓。筑波学院大学前に設置されているもの。図中のオレンジのラインがペデストリアンのネットワークだ。

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アルス前に設置されたもの。縦長で南端の赤塚公園から北端の松見公園まで、網羅されている。
それにしても、「随分立派なものを造ったな」というのが、正直な感想だ。結構金かかってるよ、コレ。いったいいくらだ?
案内図自体は、随分分かりやすくなっている。
でも、当面は、センター付近のみだろう。つくば市の財政からしても・・・・。

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その他のサイン。国際会議場のすぐ近くにあるもの。文字が消えかかっている。

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洞峰公園のすぐ近く、ペデ上にある。従来からあるが、まだ使用するだろう。

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つくばの自転車環境近況2 つくば自転車事情(7)

《2.ペデストリアンの改良》

筑波研究学園都市を南北に貫く歩行者専用道路ペデストリアン。通称ペデ。
これも、老朽化によりタイルが割れたり、地盤沈下によりガタガタな状態です。
昨年より、改修工事が開始され、昨年夏には、アルス(中央図書館)前の少しの区間のみが、貼り替えられました。
今年に入ると、それより南側の区間(エキスポセンターあたりまで)の改修工事も開始されました。

下の写真がその様子です。2007年2月25日撮影。3月14日現在では、ほぼ完成しました。

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こちらは、上の写真の反対側。ペデのイメージがガラリと変わりました。それにしても剪定されたケヤキがちょっと痛々しい・・・。

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下の写真は、改修前(2006年11月4日撮影)です。

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現時点で、改修された部分は、中央通りより北側の数百メートルのみ。南北を貫く幹線ペデのほんの一部に過ぎない。他にも、支線的な役割をするペデもありそららを含めると、総延長48km!になるらしいです。
そちらは、全くの手付かず、支線ほど状態は酷いです。
それらも改修予定なのか?果たして?

ただ、改修後も自転車と歩行者を分離するような、配慮が全くないのが残念。
結構、両者が交錯して危険な場合もあるのが現状なのに・・・・。

◆参考 「のしかかる40年(上) 歩行者専用道路」
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000170606200001

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つくばの自転車環境近況1 つくば自転車事情(6)

《1.交差点継ぎ目の改良》

筑波研究学園都市内でも、交差点での歩道との継ぎ目にあるブロックが大分改良されてきています。車椅子の利用などを考慮したバリアフリー対策での改良でしょうが、結果として自転車も走りやすくなりました。
さすがに、西大通りなどで車道を走るのは現実的でないですから(ロードバイクで疾走するなら話は別だが)、真っ当な措置と言えるでしょう。
下の写真は、春日3丁目の交差点。

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継ぎ目は、このように段差が解消されています。

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下の写真は、未改良の部分です。
段差があるので、ここを通過する時はかなり減速しなければなりません。安全と言えば安全ですが・・・・。
市役所によれば順次改良するとのこと。

Img_1408

継ぎ目があるので、ガツンときます。

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研究学園都市は、近代的にみえても基本的なインフラは30年くらい前のどちらかというと古参に属する代物。
今となっては、老朽化や現状にそぐわないものも増えていろいろと改良を余儀なくされているようです。

参考 「のしかかる40年(上) 歩行者専用道路」
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000170606200001

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つくばエクスプレスにサイクルトレイン導入? つくば自転車事情(5)

Tx20

 サイクルトレインとは、自転車を鉄道車両に、分解せずそのまま乗せることができるサービスである。現在、JR及びその他の鉄道では、自転車を分解し袋にいれる「輪行」という措置を取った場合は持ち込み可能である。

 自転車と公共交通は相性がいい。鉄道を利用して遠く離れた目的地へ行き、その町を自転車で回るといった利用方法が可能となる。自転車の可能性を大きく広げることができる。つくば市においては、首都圏から観光客を呼び込むことが期待できる。

 既に、つくば市長は、6月28日にTX沿線4市と合同で、サイクルトレインを含む要望書を首都圏新都市鉄道に提出している。以下に、その要望書を引用する。

自転車「電車内持ち込み」を要望 TX沿線5市長 「通勤・通学も」

 千葉県柏市などつくばエクスプレス(TX)沿線自治体の5市長が6月28日、同線を運営する首都圏新都市鉄道に対し、自転車の車両内持ち込みを認めるよう要望書を提出した。
 自転車の鉄道車両内への持ち込みは、地方鉄道で試みられているが、東京乗り入れの路線では珍しく、実現すれば欧州並みの車内持ち込みへ弾みがつきそうだ。
 TXは茨城県つくば市と東京・秋葉原間(58.3km)を結ぶ鉄道で、昨年8月24日に開業したばかり。今回連名で要望書を提出したのは、柏市のほか、同県流山市と茨城県守谷市、つくばみらい市、つくば市の市長。これらの5自治体はTXの利用客拡大や沿線地域振興などで協議しており、自転車の車内持ち込み要望もTX活用策の一環という。
 筑波山のふもとに「りんりんロード」という自転車専用道路(全庁40.1km)があるため、観光を兼ねて走ってもらうなど、当面は土曜、休日の持ち込みを想定しているが、通勤・通学客用に平日にも拡大したいという自治体もあり、自転車の活用策に自治体が率先して取り組む姿勢がうかがえる。

(自転車D0!メールマガジン第14号より 2006年7月15日発行)

TX沿線5市長の自転車車内持ち込み要望 公式文書

首都圏新都市鉄道株式会社代表取締役社長高橋伸和様
     TXの東京駅延伸等利用者の利便性向上に係る要望書

 待望のTXが開業して10ヶ月が経過し、利用客は当初想定数を上回るなど、好調な滑り出しを見せていますが、今後も、利用客が持続的に確保され、更なる増加につながる、魅力ある沿線のまちづくりを進めていくうえで、以下の3点を強く要望いたします。
 ⑴ TXの東京駅延伸並びに東京駅延伸構想の公表(略)
 ⑵ 電車の増便などによる運行ダイヤの改正(略)
 ⑶ TXへの自転車持ち込み
 最近、健康増進レジャースポーツとして自転車の人気が高まり、利用者、愛好家が増えている中、TX沿線で自転車専用道路の整備がなされたり、サイクリングの大会が数多く開催されるようになりました。また、自転車は二次交通の補完的な役割としても有効な手段になり得ます。こうした状況の中、安全対策等を考慮し、TXへの自転車持ち込が可能な車両の編成が実現できるよう要望いたします。

  平成18年6月28日
流山市長井崎義治、柏市長本多晃、守谷市長会田真一、つくばみらい市長飯   島善、つくば市長市原健一

(自転車D0!メールマガジン第15号より 2006年8月15日発行)

 このような要望書が提出されているにかかわらず、導入の動きなど全く耳に入ってこない。検討しているという話も聞いたことがない。おそらく、会社側は拒否したのであろう。

 実は、私もTXへのサイクルとレイン導入は、控えたほうがよいと考えている。全く、現実的でなく、利用者にとってさほどメリットが感じられるものではないと思うからだ。

 以下の理由により、あまり導入が適切でないと考える。

 (1)鉄道会社にとって安全性、定時性を損なう可能性
 自転車を持って乗降するわけであるから、その時に、事故を招く可能性もある。降車時に、乗客が自転車につまずいて、将棋倒し・・・・・なんて恐ろしいことにもなりかねない。駅構内でも、自転車を押して歩くには危険が多い。また、不慣れな者による乗降が手間取った場合、列車の遅延の原因にもなる。サイクルトレインによって、安全性、定時性が低下するならば元も子もない。それを回避しようとしたら新たな設備投資が必要になるだろうが、鉄道会社にとっては、それに見合う投資効果はないだろう。

 (2)乗客からのクレーム
 構内、車内で、自転車が他の乗客と接触し油の付着など多大な迷惑がかかる。エレベータはそれほどの面積があるわけではないので、自転車は他の乗客にとって迷惑きわまりないものになる。自転車が車内に鎮座した分、他の乗客の、乗車機会を確実に奪う。これらは、クレームとなり鉄道会社の信用、イメージも低下する懸念がある。

 (3)他の鉄道との連携が必要
 TXだけサイクルトレインが実現してもあまり意味がない。他のJRや地下鉄なども、持ち込みができてこそ真価を発揮するものである。しかし、首都圏の鉄道事情から言って、そんなことは到底不可能である。

 (4)一般的に利用されるかという問題
 TXの駅は、すべて高架上か地下に設けられており、どの駅も、かなり階段を上り下りしなければならない。特に、秋葉原駅などは非常に深い。わざわざ、重い自転車をさげて、乗りたいと思うだろうか。私だって、ママチャリだったら億劫で絶対にやらないと思う。結局、愛好者だけにしか利用されないだろう。
 何が何でも、行き先で自分の自転車に乗りたい人は、むしろ少数派だと思う。そういう人は、現在でも、分解して袋に入れれば、持ち運びできるわけであるからそれで十分だ。行き先で、自転車が確保したいならレンタサイクルという方法がある。これについては後述する。

 

 日本の都市鉄道でサイクルトレインはあまり現実的でない。世界に類を見ない、大量輸送、詰め込み輸送をしているだけに、生身の自転車とは共存しがたいものがある。
 そういった問題点を解決し、かつ鉄道会社にとっても明確に利益が出るようなシステムを考えない限り、実現は難しい。
 もし、やるにしても、土日祝限定、車両限定、予約制、手数料徴収ぐらいに制約する必要があろう。または、特定のイベントに限るようにするとか。

 ちなみに、国内で、サイクルトレインを導入している鉄道会社には、熊本電鉄、一畑電車、上信電鉄、上毛電鉄、三岐鉄道、札幌市交通局(期間限定の社会実験)、福岡市交通局(期間限定の社会実験)、上田電鉄、鹿島鉄道、近畿日本鉄道養老線などがある。札幌市交通局と福岡市交通局を除けば、すべて地方中小私鉄であり、都市鉄道やJR幹線での本格的な導入事例は未だない。もし、TXで実現すれば、都市鉄道としては初めてで、革命的だという意見は確かにあるが。

 

  《サイクルトレインの代替案》

 実は、きちんと代替案を考えている。 「自転車ステーション」案である。
 「自転車ステーション」とは、駐輪場と自転車店(特に修理・洗車サービス、部品販売)、さらにレンタサイクルといった機能を併せ持つ施設である。単なる駐輪スペースではなく、自転車修理や販売、さらに観光案内までを可能とする。
 駅の端の薄暗いデッドスペースに追いやるのではなく、鉄道と自転車の交通の連携を重視し、駅の中心機能の一つとして駐輪場を位置づける。「鉄道の駅は自転車の駅でもある」という認識を持たせ、自転車の街を象徴する施設とするのである。ドイツ・ミュンスターがいい例だ。
 そこで、サイクルトレインの代替案として、重視するのは、レンタサイクルである。行き先で自転車を確保するということであれば、多くの人にとってサイクルトレインよりも遥かにメリットが大きい。余計なものを抱えて乗車しなくてよいから。
こちらも、行政の後押しが必要であるが。

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筑波大学自転車事情 つくば自転車事情(4)

久々に「つくば自転車事情シリーズ」と行こう。
前回は、昨年の11月3日だったので、実に3ヶ月ぶりだ。

今回は、当管理人も在籍している、筑波大学構内の自転車事情を紹介しよう。

筑波大学構内は、学生宿舎を含めると南北に4kmもある。キャンパスがある芸術学群から三学(第三学群)付近までも、相当の距離がある。
歩いていたら相当な時間がかかる。講義間の休み時間は15分なので、歩いていたら間に合わない場合も。でも、自転車ならそれほど時間はかからない。

そのため、構内の移動には自転車が多く使われている。学生の多くは、天久保や春日、桜などごく近隣にアパート借りていて自転車で十分通える距離ということも大きな一因だ。それらは、ほぼ2km圏内に入る。

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一学(第一学群)前付近。平日昼間は、多くの自転車が溢れている。この付近、溢れた自転車のためよく渋滞!(←自転車の)が発生する。この光景も筑波大ならではか?

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こちらは、二学(第二学群)付近。

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三学(第三学群)喫茶前の様子。ここも、狭いので自転車が多く溢れている。建物の出入り口に近い手ごろな場所に、スペースが少ないので折り重なるように自転車が停められている。奥に停めたら、出すのに一苦労する場合も・・・。

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体芸棟前の様子。こちらも時間帯によっては、多くの自転車で埋まる。

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一部には、駐輪ラックが設けられている。左は旧式。交互に高いラック、低いラックと並べられているためか、あまり使われていない。確かに、高いほうに収めるには、前輪を持ち上げないといけないし。右の写真は、新式でこちらは収納しやすいので、ほぼすべての自転車が前輪をはめている。

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大学構内を貫くペデストリアンには、勾配もある。左は、大学会館前のスロープ。幅が狭いので、中央で車線を分けている。ここでは、左側通行がしっかり遵守されているのだ。日本では珍しく。もっとも、そうしないと正面衝突するが。

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朝の、平砂学生宿舎。宿舎の出入り口には駐輪場が設けられている。宿舎は、入学すると多くの人が1年は入居する。私も、最初の1年は宿舎にいた。

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これが、朝1限前の通学風景だ。自転車、自転車、自転車・・・・・・・・・・
こんな光景が見られるのは、全国の大学でも筑波大学くらいだろう。

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構内のペデには、標識も。自転車は左、人は右。先述のように、ペデ内では自転車の左側通行が、よく守られている。一般道路とは、かなり性質が違うゆえに、一定の暗黙の慣習があるようだ。

また、キャンパスを貫くペデストリアンの他に、キャンパスを取り囲むように、ループ道路が通っている。こちらは、車道を走れば、相当快適な走行が可能だ。ほとんど、ノンストップで構内を走れ、道幅が広いのでクルマとの干渉も避けられる。だが、あまり自転車は通っていない。
こちらは、また後ほど紹介しよう。

つくばの可能性 つくば自転車事情(3)

『つくばは自転車の街になれるか?』

私たちが、取り組もうとしているテーマはまさにこれなんです。

言わずと知れたことだが、つくばは超自動車依存型の都市構造です。某石○教授の話では、全国の都市を調べて最も自動車型都市は筑波研究学園都市であるということらしいです。

もともと、自動車にとって非常に便利な都市構造です。下の写真のように幹線道路は、車線数も多く極めて線形もよく、交差点以外での接道ができない構造の箇所も多く、スムーズに流れ深刻な渋滞も発生しません。それでも、刈間の抜け道?をはじめ要所要所で渋滞は発生するんですが。駐車場もセンター付近の巨大立体駐車場をはじめ十分に確保されています。

Tuchiuragakuen

だから、みんなクルマで移動するのが当たり前。

筑波大学の学生でさえ、一度自動車を所有すると、どこへ行くにもクルマばかりで移動するようになってしまいます。大学への通学さえも・・・・。3年4年院生となると所有率は80%という噂も聞いたことあるが。

軽率に「つくばは自転車の街になれる!」なんて言えない。それくらい、徹底したマーカー主義の街であるわけです。

だが、潜在的な可能性は大きいと考えています。そう考える理由を、以下に申し上げましょう。

*********************************

<1>地形

筑波研究学園都市は、台地上に立地し全体的に地形は平坦である。そのため、自転車利用においてネックとなる勾配(特に急勾配)が少なく、極めて恵まれた条件だ。

<2>気候

冬に積雪はほとんどない。年間を通して、梅雨の時期を除いて、連続して雨天日が続くことはあまりない。

<3>快適な走行環境

筑波研究学園都市は、新たに開発されたニュータウンである。そのため、道路も広く、ペデストリアンデッキのネットワークも張り巡らされており、快適な走行環境の基盤はすでに存在する。車両として速く走るならば「ゆりのき通りを車道走行」、おしゃべりでもしながら並木道を愉しみながら走るならば「ペデストリアンをまったり走行」というふうに、状況に応じた使い分けも可能である。

例えば、大学の西ループから南に二ノ宮地区まで延びる道路(西大通と幹線ペデの間の道路)は、車線の幅も広く段差もないので、快適に30km/hくらいの高速運転ができる。

<4>住民の地域社会や環境に対する意識の高さ

大学をはじめ多くの研究施設が立地しているため、住民の地域や環境に対する意識は相当高いと考えられる。環境首都フライブルクも、大学・研究関係者が多く意識の高さが環境政策において大きな追い風になった。つくばも大いに参考になるだろう。自転車の都市「ミュンスター」も同様である。とくに、環状自転車道なんかペデを彷彿させる光景なんだが。

実際に、つくばでは食材などに対するこだわりのある人が多い為か無農薬や有機栽培の農作物にこだわったレストラン・カフェが多い。その他、自然環境、教育、文化面などでも暮らしにおいてこだわりのある人は多い。ロハス層が多いということだろうか?

そういう人々が動けば、事は五月雨のように流れる可能性はある。

<5>いまでも発展中の都市、つくば

1970年代から開拓?の歴史が始まり、1985年のつくば万博でも様々な都市基盤が整備された。そして、2005年にはつくばエクスプレスが開通。現在でも、筑波研究学園都市をはじめとして、研究学園やみどりのでも新たな街が生まれつつある。そんな中、改めて自転車の役割を考えてみることは大いに意義のあることだと考える。

今後の開発の進展に伴い、今はまだ余裕のある道路交通や駐車場も限界に達するかと思われます。すでに、研究所や大学に併設されている駐車場は逼迫状態にあるらしい。

いや、環境問題などを研究する機関も多い、研究学園都市においていつまでも超自動車依存の都市交通を見直さないようならば、はっきりと「日本に冠たる研究都市なのに恥ずかしい」と思うのです。研究の世界を通して、世界中とつながっているだけに、もっと積極的になってもいいのではないでしょうか?

「自転車Do!カフェ in つくば」の開催が、自転車まちづくりのきっかけになることを願ってやみません。

あと、参考までに。「つくば南北線構想」

http://homepage3.nifty.com/mw-web/LRT/TSUKUBA/index.html

*********************************

それでも、なかなか動かないのは、「自動車にとって便利すぎる都市構造」をはじめ、「行政の意識の低さ」、「ママチャリとしての自転車のイメージのみの蔓延?」などが要因だと思います。さらに、せっかくの優れた利用環境も、段差の存在や、ペデの舗装状態の悪さ、照明の少なさなどの一部のマイナス要因が、自転車利用自体をためらう心理的な要因になっているとも思うのです。ああ、モッタイナイ!

つくば駅周辺の放置自転車 つくば自転車事情(2)

全国の多くの都市の駅前や商店街で、行政の悩みの種となっている放置自転車問題。つくば市も例外ではありません。その現状がどうなていくか調べていこうと思います。とりあえず、つくば市の中でも問題が顕著に現れている、TX(つくばエクスプレス)つくば駅周辺について見ていきます。

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上の写真は、条例による自転車放置禁止区域を示す看板です。ここに駐輪すると撤去するという旨の内容であり、つくば市では、「○時間や○日以上駐輪すると撤去する」ではなく、「すぐに撤去する」ことができるそうです。実際は、保管所が満杯なのでなかなか、撤去されないですが・・・・

まず、放置自転車の実態から。

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Q’t前の様子です。これ全部、いわゆる「放置自転車」です。歩道の幅は広いですが、しっかりと「自転車放置禁止区域」に指定して撤去の対象にしています。やはり景観上の問題(よく放置自転車を槍玉にあげるネタのひとつ)でしょうか。

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この通り、看板の前にも堂々と! また、駅の出入り口は、自転車が置けないようコーンを立ててます。立てる前までは、駐輪自転車であふれていたんですけど、一応は撃退作戦成功ということでしょうか?それとも、Q’t横の歩道に移っただけか?

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中央通り北側の歩道も、この通り。点字ブロック塞いでいるし・・・・。

次に、駐輪場について見ていきます。

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これは、センターで最初の駐輪場で、平成8年に完成したそうです。現在は、「第1区画」駐輪場になっています。それまで、センターに駐輪場が全くなかったのは驚きですが・・・・・。定期利用も一時利用どちらもOK。収容台数は1000台。

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内部の様子です。2段式になっていて、定期利用は上段の利用料金が少し安くなっています。そうでもしないと、なかなか利用されないだろうが。

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バスターミナルと同じフロアレベルにあり、ペデから降りてくるにはこの階段を使うしかない。自転車のタイヤを通すスロープは端にわずかにあるのみだ。よって、ペデからのアクセスはあまり良くないです。

そして、下の写真からは、2006年4月に新規開設された小規模型の駐輪場です。3箇所設置され、そのうち2箇所は中央通りのペデ陸橋の真下(両側)に設置されています。

ちなみに、TX開通時に駐輪場が200台増設され、さらに2006年4月180台増設。現在は、合計約1400台ですが、満車状態でキャンセル待ちも多いとか。

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上の写真は、「第2区画」でバスターミナル側で第1区画のすぐ隣です。定期も一時利用も可能になっています。収容台数は?台。←誰か知ってたら教えて!

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こちらは、アルス側の「第3区画」で定期専用になっています。そのためか、カード投入口以外はガムテープでふさがれています。

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こちらは、センター広場ローソン前に新たに設置された駐輪場です。こちらも定期専用ですが、無断駐輪が後を絶たず警告シールを張られている自転車を数台確認しました。でも、この駐輪場は革命的だ。なにしろ、ペデ上の駐輪を始めて公認したわけですから。

次に、中央図書館などが入るアルス付近を見てみます。

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いつも、こんな感じで図書館利用者や、TX利用者が駐輪料金を敬遠して数多く駐輪されています。もちろん、行政上では当然ながら「放置自転車」だ。図書館の利用での駐輪くらいはそれほど目くじら立てなくてもいいと思いますが。

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だが、一部の区間でタイルが張り替えられ、面目を一新した。自転車を停めるのは心理的に気が引けるようになったのだろうか?最初の1台、2台さえなければなかなか誰も置こうとしないものだ。

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そして、この写真はアルスの北側の様子。左写真の右側では、2列縦隊で駐輪さていますが、手前だけ放置自転車扱いになってしまう。奥の方は、正式にアルスの駐輪場であるからだ。

下の写真は、バスターミナルの南側のペデ下のレンタサイクル置き場です。大人用29台、子供用6台が配置されている。奥は、放置自転車の一時保管所となっています。撤去日から6ヶ月を過ぎると処分すると書かれています。

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自転車を引き取りに来た場合、保管手数料を徴収されます。自転車は1000円、原付は1500円となっています。これでも、安い方ですよ。台東区や荒川区や中野区では5000円も徴収しているのですから。でも、これじゃ買った方がいいとなってまともに引き取りに来ないと思うのですが。つくば市では返還率は約40%で、決して高いとは言えない。意図的な廃棄や盗難自転車が多いのが原因らしい。

ちなみに、保管所は他にも研究学園駅の東側のTX高架下にも確保されています。下の写真がそれです。

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最後に、オマケで商業施設の駐輪場の様子です。

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Q’tに併設されている駐輪場。それなりの収容力はあるが、休日にはあふれることが多い。奥の方には、真の意味での「放置自転車」が、大量に固められて置かれている。商業施設側から見ればいい迷惑だろう。ちなみに、1階にもほぼ同数の収容力の駐輪場が設置されています。

こんなことを、つらつらと載せましたけど、決して「放置自転車けしからん!邪魔だ!」と思っているわけではありません。「個人のマナーの問題ですね」で議論を終わらせるような思考停止な考え方もしたくありません。これはまるで「交通事故はみんなが気をつければなくなる」というような、理想論・精神論で終わっている議論だと思うのです。もっと、自転車を活用するという視点に立って、システム全体の問題として考えていかなればならないと思うのだが・・・・。現実は色々あって難しい・・・・。

今度、暇なときに「放置自転車」の台数を数えてみる予定。なお、誤記等あれば適宜、改定します。

参考:つくば市都市整備課http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/hp/070100/

スローハス事業部-つくば自転車事情(1)

これから「自転車Do!カフェ in つくば」の開催に向けて、まずは、「つくば自転車事情シリーズ」として公開しきます。ただ、管理人の気まぐれなところがあり、別の話題が入りいきなりお休みになることはあります。、また、必ずしも上から順番に公開していくわけではありませんのであしからず。予定している内容は以下の通りです。

・つくばスタイルプロジェクト「スローハス事業部」とは?
・「自転車Doカフェ in つくば」 開催計画
・ペデの走行環境
・ つくばの可能性
・筑波大の自転車利用状況
・駐輪場、放置自転車
・のりのり自転車の失敗 からレンタサイクルへ

いろいろとお気づきのことがございましたら、コメントに書き込むか私にメールをいただければ幸いです。面白い情報の提供や、記事のここが間違っている!でもなんでもOKですよ!

[スローハス事業部とは?-つくば自転車事情No1]

この事業は、筑波大学の「大学を開くアート・デザインプロデュース演習」の一環として実施しているものです。大学の正式な科目の一つであり、単位も出ます(3単位)。過去の事業としては、「平砂トンネル壁画プロジェクト」、「りんりんロード壁画プロジェクト(小学生との協働作品)」、「古民家活用」、「大学食堂リニューアル」など様々あります。だが、プロジェクトにも共通していることは、学生の持つ才能やアイデアなどを、大学の中での勉強にとどめておかず、地域社会にもはたらきかけようとしていることです。

大きくは4人の先生が受け持ち、それぞれさらに細かにグループに分かれています。私の事業部は、渡和由先生の「つくばスタイルプロジェクト(略してつくスタプロ)」の中の一つの「スローハス事業部」です。つくスタプロの事業部一覧は、 以下のとおりです。

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私の事業部は今年(2006年)4月上旬、私が渡和由先生を訪ねたことにより、このような科目の紹介を受けて、5月に発足しました。構成員は私を含め4人で私が事業部長です。5月より様々なことを検討してきましたが、10月現在での方針は以下の通りです。

・つくば市における自転車走行環境の整備
・自転車ステーション構想
・サイクルトレイン
・つくば自転車マップの作成

まず今年度は、以上の内容を検討しつつも、NPO法人自転車活用推進研究会が主催している、

   「自転車Do!カフェ」

を開催します。一種のシンポジウムなのですが、このイベントの詳細内容に関しては次回以降に詳しくお伝えします。事務局長の方からは、場所さえ確保できれば100%開催できるということでしたので、現在、開催場所について検討しているところです。あと、人集めが問題だということでしたので、どのように宣伝をしていくかということです。ここでも、地道に広報活動をしていきますが・・・。

開催場所や開催日時などの詳細内容は、このブログでその都度お知らせします。おそらく3月くらいかな・・・・・。

さらに、詳しい情報は私のHPをご覧になってください。発表資料などを公表しております。自転車Doカフェに関しては、以下のページを参照してください。

http://www.cyclists.jp/
http://www.jitensha-do.jp/

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洞峰公園(2006年10月22日)

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