ラ・クッションの後継車「スターノヴァ」

前回の記事(「ラ・クッション」引退へ)で書いたように、今年4月、最後の一般型自転車として活躍を続けていた、ラ・クッションの後継として「スターノヴァ」を購入した。

Img_6013

一般型自転車を新車で買ったのは実に14年ぶり。

スペック的には、至って普通の通学自転車であるが、最大の特徴は内装5段変速を備えていることだ。

この自転車にしたポイントは、なんと言ってもラ・クッションからの反省

当時は、高校生だった。サスペンションが力のロスになることなど考えてなかったし、それが長く使う上で仇になってしまうことも想像だにしなかった。ベルトドライブにしても、同級生から聞いた「ベルトドライブは速いらしい」という話を鵜呑みにしていた。

だから、ラ・クッションは走らない自転車だった。特に加速が悪かった。

それでも、平坦地でストップアンドゴーが少なければそれなりに快適なので、夜須~高知の運用にもついた。いや、当初は近距離には基本的に使われず南国市、高知市、安芸市などへの長距離専用だった。特別扱いだったのだ。

だが、近年はさすがにシンドイ自転車ゆえに高知市へ行くことはまずなくなっていた。サスペンションの不具合もあるし、バイクを持つようになった理由も大きい。ランドナー導入計画もあるが、まだ実現化せず・・・。

そういうことで、「高知市まで快適に走れるスペックを持っていること」が選定条件の最大ポイントだ。

次に「耐久性が高く、長期使用が可能なこと」。ラ・クッション以上に使える耐久性は欲しい。20年は使いたい。

メーカーは、ラ・クッションと同じくブリヂストン製のものの中から選ぶことにした。ラ・クッションを調整してもらっときに店内の自転車を見てみた。

もちろんサスペンションなどという余計な機構はいらない。チェーンも効率のよい従来型の金属チェーンを採用しているものにする。フレームは耐久性を考えてアルミでなく鋼鉄製のものにする。もちろん、変速機を持っているもの。

だいたい、そのような条件から選ぶことにしたが、ちょうど店内に上手いこと合致している自転車があった。

「スターノヴァ」の27インチモデル、チェーン仕様車だ。

内装5段変速採用で、よりきめ細かくギヤを選んで走れる。これはイイ!!かなり惹きつけられた(笑)

価格は、定価では4万8000円ほどだが、5000円安くなっていた。とは言っても高いことは高い。自転車買うならこれくら出すべき金額だが、即決できるには迷う値段である。「ちょっと考える」ということで店を後にした。

一晩考えた。で、結局買うことにした。

最新の快適な通学自転車に乗ってみたかったし、ガソリン価格の高騰も購入の後押しになった。高価なランドナーはいつになるかわからない。いずれにしても、一般型自転車は便利なので一台は必要だ。自転車の稼働率を再び上げるためにも、導入に踏み切った。

最初は、まだアタリが出ていないのか、走りがかなり重かった。足が痛くなるほど。不良品ではないかと思ったくらいだ。しかし、自転車店いわくこういうものだと言う。グリスが馴染むまではどうしても重いとか。

500km以上走り軽快に走るようになってきた。走りも実に安定している。

ラクッションの後継にふさわしい、いい自転車である。

ただ、積載強化のためにキャリアも設置したいけど、ただでさえ重いのが(約19kg)、さらに重くなるからなぁ・・・。

「ラ・クッション」引退へ

1999年7月の導入以来、ずっと使われ続けていた、ブリヂストン製「ラ・クッション」。

後継車導入により2013年4月、とうとう第一線から引退となった。

14年間、本当に長い間おつかれさまでした!!

Img_4652
(2012年6月13日撮影)

後継車は、同じくブリヂストン製の「スターノヴァ」。

ラ・クッションの反省(?)からサスペンションなど余計な機構はなく、チェーンもベルトではなく普通の金属チェーンのものを選んだ。詳しいことは、また後ほどの記事で。

とは言っても、ラ・クッションも廃車予定は今のところなく予備車としてとりあえず現役だ。

2009年に10周年を迎え、まだまだ使うつもりだった。20年使うつもりだった。

過去記事:10周年を迎えた自転車「ラ・クッション」

しかし、2010年はじめ頃、サスペンションのグラツキが発覚。スピードを出してカーブを曲がるとなんか違和感が・・・。

直らないかと、2010年5月ごろ購入した自転車屋さんに行った。

そうすると、笑いながら、

「もう寿命ですね。生産終了してからかなり経ったモデルだしメーカーに部品もないですよ。十分長い間活躍したと思いますよ。乗り心地良かったでしょう」

ちょっとショックだった。言わば死刑宣告だ。

ラ・クッションの最大の特徴である、サスペンションが仇になってしまった。

この自転車はもう使えないのかと。まだまだ、見た目も綺麗で走りそのものは快調なのに、一つの部品が壊れただけでサヨナラしなければならないのかと・・・・。

まあ、そう言われれば仕方ない。が、廃車にはしなかった。

先代の通学自転車「ゲートウエイ」(1997年8月導入)も、BBに問題を抱えていて状態が良好とは言えず、もしラ・クッション廃車にしてしまうと、ゲートウエイが壊れるとそれこそ困る。PEUGEOTやVOODOOはカゴがなくて不便で使いづらい。そもそも雨の日にはあまり使いたくないし。今さら、一般型自転車に多額の投資もしたくない。かと言って、1万円の粗悪自転車も買いたくないし。

ラ・クッションの稼働率を下げ、ゲートウエイを中心に動かすことにした。

が、これも長く続かない。

2011年1月、ゲートウエイもいよいよBBが壊れ走らなくなってしまう。BBだけならまだしもフレームも歪んでいることが判明。もともとが2万5000円ほどだったこともあり、最終的に「直すまでのことではない。これこそ天寿をまっとうした」と判断し、廃車処分とした。13年5ヶ月の活躍だった。よく走る素晴らしい自転車だった。

ラ・クッション、なんと第一線に咲きかえってしまった。

サスペンションの不具合などもはや無視!無視!使い倒してやるぜ!

最後の一般型自転車として使い続けられていた。さすがに香南市内での近距離使用がほとんどだが、年に数回は全盛期さながらの、夜須~高知の運用にもついた。

新車導入をためらっていたのは、まだ快調に走るということはもちろん、「今さら近距離用に一般型自転車を買うのもモッタイナイ・・・」というのと、「車庫 が完全に雨風防げる構造ではない(新車を常時置きたくはない)」、というのと、極めつけは「自宅が津波危険地帯にある」というのも大きな要因であった。 「新車買っても流されたらアホみたい」と。

2012年12月、磨り減った前後輪タイヤとチューブを自分で交換。錆びて汚くなっていた前カゴも交換した。後ほど、電球式だったライトをLED式に取り替えた(ハブダイナモ仕様)。

まだまだ使い続けるつもりであった。「引退」という文字はなかった。

2013年4月、昨年12月に自分で交換した後輪の取り付けをプロに調整してもらおうと買った自転車店に行った。

そうすると、

「まだ、この自転車使っていたのですか?これを使い続けるのはさすがに問題がありますよ。プロとしてもこういう問題を抱えて無理して乗っているのを誠意尽くして見る気は失せますよ。まあウチで買ってくれたのでちゃんと見ますけど」

調整はしてもらったものの怒られてしまった・・・。仕方ない、寿命と言われてからも延々と無視して使い続けていたのだから。

「毎日使っている道具だし、気持ちよく使える方がいいですよ。なるべく早く新車を検討することをオススメします」とも言われた。

数日後、新車を購入することにした。

まあ、店主の言うことももっともだし。第一線でガンガン使うにはもう無理がある。

新車導入の決定打となったのは、ラ・クッションのもともとの性能によるものが大きい。走らないゆえに、自転車の使用頻度まで落ちていたからだ。

車重は重く、加速は悪い。坂道弱い。サスペンションのロスがあり、ベルトチェーンで効率が悪く、高知市まで往復するには疲れる自転車だった。行きはよいけど帰りはシンドイ。

昔は、それでもよく走っていたが、最近はめっきり行かなくなっていた。野市や芸西には相変わらず自転車でいくものの、高知市内まで行くことはほとんどなくなっていた。ラ・クッションよりよく走るゲートウエイ亡き後は、バイクばかりになっていた。

ガソリンも高騰してきた。バイクの走行距離を減らすためにも、「ふたたび快適に高知市まで走れる一般型自転車を」、ということで新車導入に踏み切った。

新車「スターノヴァ」については次回記事で。

Img_6360
(2009年4月26日撮影)

Lacu4

(2000年2月ごろ撮影)

まだまだ現役!自転車「ラ・クッション」

Img_0370

高校2年生の時に導入した「ラ・クッション」、今年7月で13年目を迎える。

これより2年古かった通学用自転車「GATEWAY」も、BBがついにイカれフレームの歪みも判明し、昨年早々に廃車処分となった(それでも13年半にわたって活躍した)ため、ついにこの「ラ・クッション」が最古参となった。

この自転車もサスペンション部分が劣化による不具合を起こしたため、夜須~高知市内などの長距離使用からは撤退し近距離用に格下げとなった。

だが、今でも稼働率は最も高く、路面が濡れているような日には大活躍している。所有している自転車の中では唯一、少々汚しても平気な自転車だからだ。近距離といっても夜須~野市間(片道8kmほど)などでは使うことが多い。(それだけ他の高性能な自転車が車庫で眠っているということだが…)

サスペンション以外は、全く問題なく快調に動く。これからも最後の一般用自転車としてまだまだ現役続行だ。

これからも使い倒す気満々でいる!!

著書執筆、本格的再開に向けて

昨年6月に企画が没になり、頓挫していた「地方向けの自転車活用に関する本」(タイトルが全く未定なのでこう書く)、このたび本格的に再開しようかと思います。

ここまで再開できなかったのは、当初書いたものが実はほとんど使い物にならないことが判明し、ほぼ全部にわたって書き換えが迫られたためです。

書こう書こうと思いながらなかなかかけずに時間が経過してしまいました。

取材したり、用紙に新しい構想を書いたりはしますが、パソコンの前に向かうとなかなかかけないものです。(ブログの更新が渋るのもこのためです。時間があると延々と意味もなくネットサーフィンする悪習は直さないといけない…)

「地方での自転車利用促進」は未だに明確に存在しない分野です。その地方とは大まかに言って日本人の半分以上が住む地域です。そう考えると大きなテーマではありますが…。

いかに大都市が自転車ブームに沸き立とうが(ブームは所詮ブームでありますが…)、高知県香南市みたいなところでは、全く関係なしです。ほとんどの大人が完全なほどに自動車に依存しきっています。生活に自転車も取り入れようという動きなど未だに全くなし!

しかし、適度に自転車も取り入れた方が、多くの方にとって生活の上でプラスになることは間違いないでしょう。意外にも便利で快適なものです。クルマは必需品ではありますが、自転車の出番も十分にあるかと思います。大都市とはまた違う自転車ライフもおくれます。

そうは言っても、自転車に誰も乗らない状況は無理もない大きな要因があります。内容をここで書くとネタバラシになるから書きませんが。

先日、高知新聞に大きな記事が掲載されましたが、サイクリストの山崎美緒さんが、四国を自転車旅の聖地ししようというイベント「コグウェイfor 四国サイクルプロジェクト~四国を自転車旅行のメッカに!~」を計画しています。来年の9月に開催されるそうです。

自転車旅を通して、四国そして高知の魅力を世界に発信していただけるなんて、なんて光栄なことでしょう!

私の著書を出すにもいい機会だと思います。このイベントの前に世に出せるよう急ピッチで進めていきます。

Img_0001
(2010年11月23日高知新聞朝刊記事 ※拡大できます)

自転車「ゲートウエイ」 リニューアル前の写真

昨年8月に、12年目を迎えた自転車「ゲートウエイ」ですが、リニューアル前に撮った写真があったため、ここに掲載します。

Dh000036
(クリックで拡大できます)

2004年1月4日に撮影したものです。多少重ね塗りした部分がありますが、ほぼ原型だったころの姿です。その年の3月に大掛かりなリニューアル改造を受けました。

2009年12月末に撮った写真はこちらです。

Img_7469
(クリックで拡大できます)

上の写真から、約6年も経過したにかかわらず見た目はまったく古くなっていません。むしろ、サドルがスポーティになりサドルバッグやボトルケージが装備され超シティサイクルとも言える自転車になってしましました。

と言っても、BBなどはすでに交換が必要なくらいにヤバイことになっています。時々変音がする…。

近いうちにオーバーホールを含めた大掛かりな修繕工事を実施する予定です。

10周年を迎えた自転車「ラ・クッション」

もう、半年も前のことになりますが、1999年の高校2年生の時に導入した自転車「ラ・クッション」が、10年目に突入しました。

Img_6899
(2009年9月撮影 手結港にて ※画像は拡大できます)

この自転車の最大の特徴は、サスペンションを装備していることです。その他にもベルトドライブやハブダイナモライトを装備していますが、こちらは購入時のオプションです。

値段は、5万円。シティサイクルにしては非常に高価でした。

当初より「10年は使う」という前提でしたが、めでたく10年目を迎えることができました。

当時、小学4年から使っていた「くろチャリ」が老朽化や24インチ仕様で使い勝手が悪くなっていたこと(と言ってもそれからさらに3年使用された)、高知まで行くとき南国バイパスの歩道の状態が悪くケツが痛くなるのに悩まされていたことが、サスペンション付自転車にした理由でした。

しかし、性能はさほどよろしくない。重量がかなり重く、さらにサスペンションで力をロスするため、3段変速を装備するものの加速が悪く、25km/hの巡航速度に達するまでかなり時間がかかります。上り坂も非常に苦手です。
夜須~高知間の23kmでも、ゲートウエイなどは1時間5分程度で走れるのに大して、1時間10~15分はかかります。

はっきり言うと、

「5万円もした割には低性能」

それゆえ、一時は

「この自転車を選んだのは失敗だった・・・」

という評価を下していました。

「まあ、高かったし使わないともったいない」

くらいの気持ちで使っていた時期もありました。マジで、売却して整理しようかと思っていたこともあります。

だけど、10年使ってきた今では、この自転車の良さというのがようやく分かったように思います。

●耐久性の高さ

耐久性はすばらしく、これまでパンクを除いて、ほぼノントラブル。
1997年に導入した先輩の「ゲートウエイ」が、細かい部品に関しては劣化や破損で多くが交換されているのとは反対に、こちらはカゴとブレーキワイヤーを一度交換したのみ。
フレームの塗装もしっかりしており、塗りなおしの必要すらないほどだ。10年ものとは思えない綺麗さを保っている。

●平地なら必要十分なスペック

いくら加速が悪いと言っても、平地では着実に加速していけば23~27km/h程度で快適に巡航できるくらいのスペックはある。
主要な用途は、今も昔も夜須~野市・南国市・高知市間の移動だが、ほぼ平坦で停止することも少ないので、必要十分な性能だと言えるだろう。

●乗り心地のよさ

やはり、サスペンションとし柔らかめのサドルで乗り心地は上々。そんなに飛ばさないならこれに勝るものはないと言ってもいいくらい。
やはり、歩道の舗装状態が悪い(大分改良されたけどまだまだ)南国バイパスを走行するならこの自転車が最も快適だ。
安定性も素晴らしく、手放しでもほとんどぶれずにまっすぐ進む。いまだかつて転倒したこともまったくない。

要するに、自転車の特性を知って用途を限って使えば問題はないということです。用途を限定と言っても、自転車での移動のほとんどはこの範囲に収まっているので、ほとんどは、ラクッションで対応可能です。

ほとんど平坦で信号で止まることも少ない、一部舗装状態の悪い箇所があるという夜須から高知市の間では、ラクッションにはピッタリの用途です。これくらいなら距離的にしんどいということも少ないですし。(高知市までは多少しんどいというか時間がかかるということはあるが…)

やはり、日本製の丁寧に作られた自転車だということがようやく分かってきました。なにしろ、ほとんど老朽化らしき老朽化すらしてませんし。

Img_6900
(ラ・クッションのロゴ)

Img_6898
(積算走行距離7240.6km メーターは2003年8月に設置)

走行距離は、おそらくこの2倍は越えているでしょう。2001年度には、毎日のように夜須と後免の間(片道約13km)を往復していましたし。

下の写真は、ラ・クッションよりも2年先輩のゲートウエイです。すでに12年目に突入していますが、こちらも現役バリバリで活躍中です。
クロスバイク顔負けの軽快な走りを活かして、かなり遠くまで行きますし峠道にも進出しています。まだまだ、十分使えそうです。

Img_7469
(ラ・クッションより2年古いゲートウエイ こちらも現役バリバリ ※画像は拡大できます)

最後にですが、ラ・クッション無事10年使うことが達成されました!

さらに10年、「20周年」を目指して大切に使っていきます!

Img_6901
(手結港にて 常夜灯と可動橋をバックに撮影 ※画像は拡大できます)

最古参自転車、40年現役を続けられるか?

 以前書いた記事、「最古参自転車11年目に突入!」で、私が管理している自転車で最も古いGATEWAYは購入から11年目に突入したと書いた。

Img_4747
(現役最古参自転車ゲートウエイ 2008年3月撮影 ※拡大可能)

 購入当初から小まめに手入れはしていたし、その後には長期使用を前提にすることになったので、状態は非常に良好である。ただ、実家の高知にあって稼働率がそれほどでもないというのもあるけど…。

Img_4748
(ゲートウエイのハンドルまわり ※拡大可能)

 バカにされるかも知れないがはっきりと言おう。40年は現役で使用したいと思っている。まだ、達成まで29年もありそこまで持つかどうかは分からないが、それを目指していく。

 いえ、なぜ40年かっていう問いに答えよう。これはもろ電車の影響である。まず最初、中学生の当時、土佐電鉄の路面電車で40年以上も現役を続けている車両があることを知ってえらい感動した。それも大量に。車内の履歴書にも「40代の働き盛りです」って書かれてあるのも誇らしげだったし。同時に、そこらへんの建築物よりも機械である車両の方が長くもつという事実に驚いたし、自動車にしても何にしても、まだまだ使えるのにすぐ使い捨てにする風潮を疑問に感じるようになる。

 その後には、土電以外にもキハ58系、103系、113系、東武8000系、阪急2300系、被爆電車650形など、挙げるとキリがないが、30年を超えても現役で運用につく車両を知るようになった。もともと鉄道車両の寿命は長いと知ってはいたが、実際にこうやって長い間運用され車両そのものが歴史を持っていることは、いろいろ考えさせられる。そういう車両に乗ると「いろんな時代を超えて活躍してきたんだなぁ、多くの人を運んできたんだなぁ、それが今もこうやって動いているのはすごいなぁ・・・」っと思いをめぐらせるのである。

 まあ、至極単純であるが、私の自転車も時代を超えて走らせようという発想に至る。電車と同じように40代の働き盛りにしようということで。使い捨て社会へのアンチテーゼも生じた。最初は、1992年に購入したくろちゃりで達成しようとしていた。小学4年生から大学1年までかれこれ11年活躍したが、長年の無理な酷使や無謀な実験などもあってさすがに末期は老朽化に勝てず引退。挙句の果てにゴミかと思われて処分されてしまったし…。

 仕方がないので、そのくろチャリの後継にあたるGATEWAYに目標を変える。くろちゃりよりは5年若い。こちらはそれほど酷使されておらず、無謀な走行実験や改造試験などはすべてくろチャリに実験台になってもらい、その結果を踏まえて丁寧に乗っているので、いまでも非常に良好である。

 ただ、それでも細かい部品を中心に老朽化した部分も目だってきたので、2004年3月には大幅なリニューアル工事を施した。フレームの再塗装を始め、ブレーキワイヤー・ブレーキレバー・シフトレバー・スタンド・サドル・後輪錠の交換など結構気合の入った改造内容になった。2008年1月には塗装のみ手直しした。

 そのリニューアル改造を施すという発想も、実は電車の影響だ。土電の201~205号の大規模改造を始め、JR西日本の103系や115系のN40改造やJR四国の113系の車内外大幅リニューアル、JR東日本の200系新幹線や485系の大幅リニューアル、東武8000系の顔面整形(!)などに影響された。

 古い車両であっても、近代的な装いになった姿を見て、実際に乗って感動するわけだ。そういう中で、最も気合が入っているのは東京メトロ6000系だと思っている。車内リニューアルだけでなく、制御装置も交換され、40年近く経過しても第一線でバリバリ活躍している姿はなんとも頼もしく見えるものだ。もちろん、鉄道車両だけでなく、建物のリフォームだってすごく興味深い。まあ、話はそれたけど…。

 自分の自転車も輝きを取り戻そうということでリニューアルを施した。もっとも、いろいろと走行上問題も出ていた(改造前はタイヤはちびていつパンクするやらだし、ブレーキはまともにきかない…という状態だった)ので、直す必要に迫られていたのではあるが。それに腐食対策もしたかったし。結果、見違えるくらいに走りがよくなり安心して乗れるようになった。ギヤやホイールなどは全くそのままなのに不思議なものである。

Img_4749
(ゲートウエイのサドル 2005年に交換 ※拡大可能)

 40年使えるかどうかはともかくとして、丁寧に使ってできるだけ長い間乗るつもりだ。稼働率はそれほどでないので20年は確実にいけるだろう。その後継にあたるラクッションもすでに9年目。こちらは、タイヤとブレーキホースを交換したくらいで大掛かりな修繕は施していないが状態は良好である。もともとの塗装もしっかりしてたし、ステンレス部品を多用しているの塗り替えの必要がないことが大きい。

 高級な自転車はカネを積めば手に入るが、20年間使ってきた自転車は実際に20年間熟成させないと決して手に入らない。それも、宝物のようにしまっておくのではなく、適度に使ってこそナンボである。ただ使い放しですぐにゴミになる消費文化から脱却し、いいものをメンテナンスしながら長く使う文化を築いていくべきである。そういう社会を実現しうるための挑戦でもある。

自転車のメンテナンス、自分でどこまでできるか?

 自転車のメンテナンスであるが、ある程度のところまで自分でやるが、自分ではとても手に負えない部分や自信のない部分もある。

 みなさんは、どこまでご自分でされるのだろうか?参考までに、私の場合を下に書いてみる。

<自分でやれる部分>

 ・洗車
 ・チェーンへの注油
 ・空気入れ
 ・ブレーキの調整
 ・ギヤの調整
 ・パンク修理
 ・タイヤ、チューブの交換(ママチャリでも)
 ・ブレーキパッドの交換
 ・ブレーキワイヤー、ホースの交換
 ・ドロヨケ、チェーンケース等の取り外しと装着
 ・ブレーキレバーの脱着
 ・塗装

<自分では全く手に負えない部分>

 ・ハブ、BB、ヘッドの調整や分解整備
 ・後輪ブレーキの交換(ママチャリの場合)

<一応自分でできるが上手くできない部分>

 ・スポークの張力調整
 ・チェーンの結合(切断するだけなら簡単だが…)

 どうしてもスポークの調整を完璧にするには熟練した技術が必要だし、ハブなどの整備は専用の工具が必要だ。一応、専用の工具は持っているが、さすがに怖くてここまでは自分では手がつけられない…。廃車前提の自転車だったら平気ではあるが、いくら自転車好きと言えども、部品取りでもないのに、わざわざ廃車にするものを分解するのもめんどくさい。

 実際にここまで自分でできたら、ほとんど修理費はかからない。リムの歪みも気をつけて乗っていたらほとんど発生しないし、パンクも空気圧を適正にしていたらまずないと言っていい。タイヤやチューブ以外の部品も、そうそう交換は必要にならない。どうしても自転車屋任せになるのは、ハブやBBなどの整備(オーバーホールと言う)くらいである。これは数万円の予算がかかるが、7~10年に1回くらいでいい。

 一般の人がやるべきメンテナンスであるが、洗車と注油と空気入れは最低限としても、パンク修理やタイヤ交換、ブレーキの調整くらいはできるようになっても損はない。その場でもすぐ直せるし、自転車の構造をより知ることにつながり、トラブルにも早期に気が付くようになる。より自転車を知ることによって、故障を少なくし快適な乗り方も分かるようになってくる。

 ある程度のことは自分で対処する。それが、自転車との付き合いをより深いものにし、自転車生活を楽しくする秘訣の一つでもあるのだ。

そろそろ自転車言論界に参入しようか

 疋田智氏のメルマガ最新記事「自転車オススメ本スペシャル(1)の(週刊 自転車ツーキニスト335)」にあるように、”空前の自転車ブーム”であるそうだ。確かに、ママチャリではない自転車が目立つようになってきた。スポーツ自転車の売上もかなり好調だと言う。

 そして、同時に書店も”空前の自転車ブーム”になっているとか。昨日、書店に行って自転車コーナーを覗いてみたが、雑誌のバリエーションがものすごい…。様々な雑誌が、矢継ぎ早に創刊されている。3年前に『自転車生活』、『自転車日和』、『自転車人』がほぼ同時に創刊されたが、現在の状況はそれにも勝る盛況ぶりである。私が見ても何がなんだか分からないくらいだ。

 単行本もまたすごい。メルマガにあるように、疋田氏の著作も含め色々出版されている。とりあえず、疋田氏の『自転車をめぐる冒険』と、エンゾ早川氏の『まちがいだらけの自転車えらび』は、購入して一読してみたが、その他はなかなか時間がなくて読めないでいる。

 さて、前置きが長くなったが、本題はそろそろ私も自転車言論界に本格参入しようかということである。それを視野に入れて、自転車関係のことは積極的に勉強してきたし、当ブログも開設した。だんだん、焦点がずれてきたけどね・・・・。

 今まで自転車の本が色々と発刊されているものの、ある内容のものがないことに気がつく。疋田氏の自転車啓発本から、メンテナンス本、サイクリング入門本、自転車世界一周本、メカニック本、健康・ダイエット本、自転車エッセイ、小説、硬派な都市交通論本と本当に多岐にわたる。しかし、私がかねてから考えてきたものが全くと言っていいほど存在しないのだね、これが…。

 そもそも、こうやって自転車ブームに沸き立っているのは、大都市が中心だと思う。地方都市では、決してブームではないのだ。私は、高知県という田舎の出身でしかも県庁所在地から20kmほど離れた香南市夜須町であるので、ある程度は事情は知っているつもりである。ここ最近ずっと、ガソリン価格が毎月のように上昇しており、みな悲鳴を上げている。食品等も値上げになるし、本当に大変である。

 にも関わらずだ。香南市近辺などでは、自転車を見直そうという動きなんか全く見られない(ように思える)。時々帰省しても、本当に自転車が走る姿を見かけない。10年前のほうがまだ見かけたぞ…。それに、「これくらいの距離なら自転車で行けよ」と思うような距離ですらみんなクルマをよく使う。たかだか1kmや2km先に行くために…。確かに、いくらガソリンが高騰すれど自転車に乗る習慣がないので、迅速に切り替えできないのだろう。

 それに、大都市に比べ情報が圧倒的に少ない。私だって夜須町から高知市までの20kmほどの距離をよく走る自転車少年だったに関わらず、大学に入学するまでは、全くスポーツ自転車に縁がなかったのだ。どこからもそれに関する情報がもたらされなかった。

 スポーツ自転車には、どんな種類があるのか、どんな特性があるのか、どこで売っているかということすら知らなかった。いや、完全に縁がない別物だと考えていた。ママチャリのことを「フツーの自転車」と呼んでいたことからしてそうだ。その思い込みを解いて下さったのが、疋田智氏の名著『自転車生活の愉しみ』である。多くの人にとっても、ホームセンターとスーパーにおいてある自転車の世界しかないのではないだろうか。個人の零細自転車屋は絶滅寸前だし。

 ということで、いかに高知みたいな地方都市で、自転車を見直してもらおうという趣旨で本を書こうと考えている。地方都市に焦点をあてた本、今まで全然なかった。あるとすれば、盛岡市在住の斉藤純氏による『ペダリスト宣言』くらいか。

 完全な初心者本でもなく、硬派になりすぎないレベルで行こうと思う。ただ私が書くことだから、あまり堅い内容にならないように配慮してもちょっぴり硬派な内容になるだろうね。今までにない挑戦になることは間違いない。自転車なんか忘れている一般大衆に対して、これまでの自転車の凝り固まったイメージ(短距離、低速、ごく近所の乗り物、かったるい、安ければ安いほどいい)をぶっ壊さなくてはいけないからだ。でも、地方都市でも自転車の出番は多いこと(公共交通の水準や移動距離の短さなどによる)、家計の救世主になることは間違いない。そういうメリットをきちんと伝えていきたいと考えている。

 まだ仮題だが、タイトルは、

『地方都市の自転車生活 ガソリン高騰を乗り越えて』

を考えている。

 これじゃセンスない?売れない?そうかもしれない。もっと、売れそうなタイトルを考えなければいけないね。進捗状況は、まだ30%ほど。今までこつこつと少しづつ書いてきた。7月中には、なんとか一通り書き終えたいと思っている。

最古参自転車、11年目に突入!

Img_3896
(現役最古参自転車ゲートウエイ)

 写真の自転車は、私が中学3年生の時(1997年)に買ったいたって普通のシティサイクルだ。メーカーはDEKIでラベルにはゲートウエイと書いている。くろチャリ(現在は廃車)の後継として購入。もともと私の自転車であるが3年間は妹の中学校通学専用になったり、その後高知市内で1年間使ったり、役立たずの烙印を押され(単にセッティング等が悪かったり、初代のサドルが良くなかっただけだが・・・)ほとんど動かない時期があったりしたが、昨年には10周年を向かえた。最近、3年ぶりの再塗装も施し輝きを取り戻した。(※今年1月の話)

1 2
3 4
(再塗装で輝きを取り戻した)

 各種調整や老朽化対策のリニューアルを施した結果、現在でも絶好調の走りである。夜須~高知市内(約23km)を難なくこなし、別府峡、安芸市畑山、早明浦ダムなどの山岳地帯にも進出している。高速巡航性能はシティサイクルとは思えない素晴らしさで、おそらくクロスバイクのPEUGEOT COM70Fを凌ぐ。普通に漕いでいてふとメーターを見ると余裕で30km/h出ているほどだ。

 多くの人は、自転車をろくに手入れもせずに乗りっぱなしにしているが、それでは乗り心地がいいわけもなく、すぐにボロボロになり寿命が来てしまう。低品質な自転車の台頭もそうだが、そういうのが「自転車は所詮こんなもの」というイメージを形成していると思えてならない。自転車の交通手段としての可能性を大きく閉ざしてしまっている。すごくもったいない。

 定期的に拭くことチェーンに油をさすことタイヤの空気圧を保つこと荒っぽい乗り方をしないこと、この4点に留意するだけで、常に快適性は保てるし自転車の寿命は大きく違ってくる。どこぞの自転車屋のおやじも言っていたことだが、「自転車は最悪の状態で持ち込まれてく。だから修理費がバカみたいにかかってしまう。普段きちんと手入れしていたらこんなことにならんはずだが。」そもそも、ポジショング出鱈目で整備状態の悪い自転車で中~長距離走ることくらい不快でストレスたまるものはない!

 普通のシティサイクル(購入価格約30000円)でも、適切なメンテナンスを施せば、10年快適に使用できることが証明された。まだまだ、十分現役でいけるだろう。ただ、自転車屋にはBB(ボトムブラケット)の交換が必要だと忠告されているので、今度改修する予定だ。

より以前の記事一覧

2016年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログランキング

プロフィール

最近のトラックバック

土佐人のブログ

無料ブログはココログ