ブログに過剰に期待してしまうのも無理はない?

 minor tranquilizer blog限界論:期待しすぎると失望も大きいよね

 ここに書かれていること、大いに同感です。全くといっていいほど同じ考えを私もしておりましたので、この記事を見つけて大いに驚いております。

 記事内に書かれているように、

社会の大きな変革に自分も関わりたいという気持ちが強い人ほど、そう思わせる新たなツールが出現すると期待過剰になり、それが社会の変革など起こしえないと知ると、大きく落胆する。

 実は私も、新しいことを始めるにあたって、かなり過剰な期待をしてしまうタイプでして、期待通りにいかずに何度もがっかりした記憶があるだけに、この文章には大いに共感しているところです。

 正直いうとブログの開設当初から大いなる期待をしすぎていた節はあります。

 インターネットは世界中につながっており、日本語で書いているということを差し引いても、多くの人に読んでもらえる可能性は大きいです。それは間違いないでしょう。今までは、直接人と会う以外に、情報を伝えたり人脈をつくったりということはできなかったわけですから、不特定多数に情報を休みなく発信できるツールを手に入れるということは確かに革命的な出来事ではあるわけです。コメントやメール通じて、作者⇒読者だけでなく、読者⇒作者の双方向の伝達も容易なわけで、もうこうなると過剰に期待をするのも当然といえるでしょう。何から何まで画期的なわけですから。

 私でもさすがに、ブログごときですぐに社会の変革ができるなどとは期待してはいないので、その点で落胆することは全くないのですが、新たな出会いや自分に情報が入って来るという面では過剰に期待して思い通りにいかずに落胆してしまう傾向があるようです。

 前にも書きましたけど、このブログを始めたきっかけは「つくば自転車活用プロジェクト」の経過を伝えるためでして、やはり手軽に広く伝えることができるメディアはブログしかないという判断でした。そこに、過剰な期待が出てしまって、他の団体ともネットワークが広げることができるとか、思いがけない情報を教えてくださったり、是非話を聞きたいとコンタクトを求めて来る人が出てくるとか、そのような期待感が大きかったように思えます。一言で言うと、「ブログで活動に大きな進歩があるはずだ」という感じです。

 また、それに平行して、各種の自転車に関する話題も書いていたのは、「はやく私も自転車言論者の一人として一人前に活躍できるようになりたい」という思いからでした。ブログ記事を書くことによって、その分野の方々ともっと交流が生まれるのではないか、いろいろ情報が入ってくるのではないかという期待感が強かったのです。

 確かに多少の出会いはありましたけど、そこから大きくステップアップしたということはなく期待はずれ感が強く、一時期ブログを書く気が全く失せましたね。それが最初にぶちあたった「ブログ限界感」だったのでしょう。

 次は、現在も連載を続けている「高知から持続可能な交通を実現する」ですが、今後どうなるか分かりませんが、今のところは苦戦を強いられていますね。書き始めた当初は、前回の屈辱もあって「今度こそっ!」っていう思いが強かったです。正直なところ、熱心に読んで熱い意見を言ってくださったり、思いがけない情報をもたらしてくれたり、交流が拡がっていったり、とそういうことがあればもっと面白くなるのですが…。ある人から聞いた話によると、「その筋の方々は、結構あなたのブログを読んでいますよ」っていうことでしたので、読まれるという面では成功しているだけ良しとしようか。

 確かに、アクセス数は増えたし、検索エンジンを通していろんな人が見に来ています。だからこそ、思いがけない出会いや思いがけない情報が入ってきたりと、そう期待したくなるのですが、なかなか難しいようですね。見て読むという段階までは来ても、そこからコメントを入れたりメールをしたりという段階との間には、とてつもなく大きなハードルが立ちはだかっているということでしょうか。下記リンクのように、発展できれば理想なのですが…。

 ブログで仕事が増えた! 世界が広がった!

ブログに可能性を見出しつつも限界も感じる

けんちゃんがブログのあり方についてエントリを書かれております。

 社会性を持った議論をしよう

エントリでも書かれておりますが、アメリカや韓国では政治を動かすまでに至っています。これは個人がネットで簡単に情報を発信できるようになったおかげでしょう。ネットやブログは大きな可能性を秘めているのは間違いないですね。

しかし、一方で「限界?」みたいなものを感じるのも正直なところです。巷では「ブログ限界論」なんてものも出てきているようです。

 「ブログ限界論」で語られなかったこといろいろ

ここにもこう書かれております。

「現在の日本のブログは現実世界、特に「政治」に対して多大な影響を与えるレベルには到達していません。」

確かに、これは当たっています。無名の方が、ブログに政策発表することにより市民の得票を得たり、支援者がブログで応援して当選した候補者もいません。(よく調べたらいるかもしれませんが…) そもそも、公職選挙法でインターネットの使用が規制されてもいますし。

私も弱音を吐くようで申し訳ないが、可能性を期待しつつ限界みたいなものをヒシヒシと感じています。

このブログは、もともと大学公認のプロジェクトの一環で始めたものです。「つくばの自転車活用まちづくり活動」(スローハス事業部と名乗っていた)を2006年4月に私がその事業部長になり開始したのですが、最初は、メンバー内で構想を考える、地域の関係者等とお会いして話をするなどして活動を進めていました。そして、9月になって自分のページ内の一部にそのコーナーを作成しました。こちらです。関連資料も掲載しています。いちいち説明するのもめんどくさいので以下を参照してください。

 yassi's web page 自転車

そして、人にお会いするにしても、活動を広くしってもらうには物理的に限界があると感じその限界を突破するために、更新が簡単なブログにて逐次つくばの自転車交通事情や構想、経過などを発表していこうということで、ブログを開設しました。

 つくば自転車事情

なにしろ初めてブログを持ったものですから、正直言うと過剰なくらいに期待を持ちました。「強力な情報発信ツールを持った。今まで、知る由もなかった方々にも伝えていくことができる。地域で活躍している人ともつながる可能性が高まる。その分野で専門家、活動家として活躍できる。」と。そうもこうもあって、最初はつくばの自転車事情だけでなく、自転車交通の抱えている問題や都市問題について、かなり一生懸命に考えて書きました。正直に告白しますが、自転車活用の評論家ぶっていました。

まあ、そのプロジェクトも翌年3月にはNPO自転車活用推進研究会と共同でシンポジウムも開催にこぎつけましたし、現在でも自転車マップ作成事業に発展はしていますから一定の成果はあったのですが、個人的には最初の壁にぶち当たりました。

それはというと、コメントも受け付けてさらにメールアドレスまで公開しているにかかわらず、地域の市民団体や他地域でも活躍していらっしゃる方々とブログを通してネットワークを築けるようにはまったく至りませんでした。当時でも、確実に1日数十のアクセスがある。さらに、一時は、当時としてはメチャクチャ多かった100以上ものアクセスを記録すると「さらにブログが広まった。新たな予想もしない展開が生まれるかもしれない。これからが楽しみだ。」とか思っていい気分になっていただけに、かなりガッカリだった。『つくばスタイル』などの雑誌を見て、「つくばには色んな市民団体がまちづくり活動してるのだなぁ。そういう人々ともネットワークを作っていきたい。協力して輪を広げていこう。」と思っていただけに、あまり上手くいかずに一時はやる気をなくしてしまった時期もありました。(2007年の4~6月くらい) これが最初にぶちあたった壁であります。

それで、今度は今も更新中のシリーズ「高知から持続可能な交通を実現する」。もともとは、2007年8月に開催された「県民マニフェスト大会」で上手く伝えることができずに、それを補足する目的で書きはじめたものです。本当は、これまでにも自分が考えた内容を伝える連載をホームページでやろうと計画をしたこともありましたけど、なかなか勇気がなかって踏み出せずにいました。しかし、大会での発表の補足と県知事選挙に便乗すれば波紋が広がる可能性が高いと考えて寝る間も惜しんで書き始めました。最初は「私の考える高知県民マニフェスト」と題して連載していました。

高知ではつくばと違い、土地勘もありますし、大体どこでどのような人々が活躍しているのかも想像がつきますし知り合いもずっと多く、それゆえ情報も探しやすいですから、つくばより遥かに手ごたえは感じてはいます。高知はつくばと違って地域社会も根強くある。しかし、それでもやはり自分としては苦戦していると言わざるを得ない。

何に苦戦しているかと言うとやはりネットワーク拡大、人脈構築に関してです。ブログごときですぐに世の中動かないのは分かりきっています。(むしろ新聞の投書ですが、あれですぐに動いたことにビビッているくらい) それに関しては、すぐに結果につながらなくてもさほど動じることはないです。こうやってネット上で文章化することによって、読んだ人の深層意識の中に残り、それが将来何かのきっかけにつながればそれでいいと思っています。それは、夜須の地域価値の再発見や地域の飲食店紹介に関しても考えは同じです。

シリーズでたびたび出てくる直通運転構想ですが、これまでも自分が言わなくても誰かが構想を出すはずだと信じて昨年まで黙っていました。結構、行政も取り組んでいるようだし、LRTの海外事例も日本で紹介されるようになってきたし、何しろ高知では安芸線の実績もあった。絶対に出てこないとおかしいとすら思っていましたが、何年待っても何も出てこない。それに、画期となるべく施策もなく利用者を回復できてない現実に、がっかりしました。さすがにしびれを切らして本音をブログに書くようになったわけです。

このシリーズは高校生時代よこれまで何年も考えてきた肝いりの構想をブログで発表しただけに、過剰な期待をしてはいました。知事選とかぶっていた最初の頃は、けんちゃんのブログでも何度も紹介され、さらに某BBSでもネタにされ、アクセス数は激増しました。で、ここでも正直に告白しますが、何か思いがけないメールが来るのかと今か今かと待ち構えて来ました。でも、何も来なかったですね(涙)。某BBSで異様なくらいにネタにされていたくらいです。

さらに、htmlで一覧表も作成し過去記事にも参照しやすいような工夫もして、コンタクトを取りやすいようにメールアドレスまで併記しました。確かに、ネットを通じて数人の方とは知り合うことができました。(その一人は土佐ローカリズムちやのナカちゃん) それでも苦戦していると言うのは、やはり本命である方々となかなかネットワークができないことです。政治家や、事業者、行政関係者、県内外の市民団体、メディア関係、その分野の専門家など。ある市民団体のサイトで私のブログがリンクされたりはしているようでうすが、その中の人が直接コンタクトを求めてくるには至っていません。それでも一回すご~く思いがけないメールは来てはいます。 (ナカちゃんもそんなことをブログで書いていたような…。高知県東京事務所が高知県出身者とのつなぎ役として全然機能していないとか…。)

私のブログは単なる日記でもグルメ記事でもない、特定のテーマを定めた専門的かつオリジナルな内容を不定期ながら更新しているという自負はあるだけに、反応が薄いのはやはり悔しい…。限界を感じることも多々あります。なかなかブログで専門的なことを書いていっても世の中にはなかなか認知されないのが現実。まだまだ印刷物の影響力が強いようで、著作を持ってないとその分野で一人前と認められないようです。(=活動が収入にならない。カネが目的ではないけど、1円にもならないのは非常に困る。当たり前だ。) かねてからの『地方都市の自転車生活』も年内にはなんとかしたい。

かといって、ブログをやめるということでは全くありません。「高知から持続可能な交通を実現する」も、持ちネタは尽きることがないのでエントリを今後も順次増やしていきます。

最後に、誰か本当はコメントを書こうと思っていた方、メールを出そうと思っていた方がいらしゃっれば、この機会に是非ともお願いします。熱いメッセージ・アドバイスを望む!

あと、某BBSで「ここでも議論しようよ」と言う方がいますが、あなた方との議論をなはから拒否するつもりは全くないです。時々、別の板(商店街とか)も含め、参考にはさせていただいております。ただし、議論をしたければ匿名でなくて、ちゃんと素性を明かしていただけないでしょうか。いつも投稿して来る方、せめてご年齢とご職業だけでもいいですから明かしてください。そうすれば、その返信を直接掲示板に書き込むことはしませんが、ブログ記事にて返事はいたしますので。

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログランキング

プロフィール

最近のトラックバック

土佐人のブログ

無料ブログはココログ