新ブログ

いかん・・・。
ブログの更新が実に半年以上に渡って滞ってしまった。

一回忙しくて更新を停止すると、なかなか復活するのは難しい。
でも、これからがんばって更新はしていきたいと思う。

書きたいねたは山ほどありますし。

これまでクルマ依存社会の問題や公共交通の復興について書いてきた「高知から持続可能な交通を実現する」シリーズは、新ブログに移行いたします。

新ブログ 
「高知からクルマ中心社会を問い直す(タイトル仮)」

当ブログにアップしている記事も一部修正したうえでカテゴリごとに順次移行していきます。

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高知から持続可能な交通を実現する(86) 「高知県が今後進むべき道は?(その1)」

 けんちゃんのブログで、以下の記事がアップされている。それを元に話を進めていこう。

 けんちゃんの吠えるウォッチング 高知の環境を活用した産業育成を

 高知新聞2月9日(月)夕刊記事の特集記事「どう稼ぎますか?「県産振計画」に聞く」の第1回目の記事について記録を兼ねて書かれた内容である。

 要旨をまとめてみた。

高知県の工業出荷額がビリから2番目であることを嘆くことはない。最下位で結構だ。お決まりの企業(工場)誘致で県政浮揚というスタンスには大いに疑問。利益を外部に持っていかれるだけで、わずかな労働報酬と固定資産税しか地元に還元されず恩恵は少ない。大手量販店の進出も同じ構造。もともと高知に工業が根付く文化がなく、優位性に乏しい。不得意なもので頑張っても上手くいかない。高知は、農林漁業で地域的な優位性を持ち、それと一体となって工業文化が生まれた。地域学的優位性と地域文化を、再点検し、「伝統的工業技術」と「先進科学技術」を融合させて産業創出を図り、それが全国、世界に通用するなら積極的に外部進出を図るべきだ。「本当の評価額」は、工業の「内容」にこそある。全国一環境に配慮している高知県の工業と誇れるようにしていきたい。

 精読しての感想であるが、今後高知県が進むべき方向性を明確に示していると思う。大変、含蓄のある内容であり、大いに考えさせられた。

 高知県の工業生産額は極めて低いのはまぎれもない事実だ。実際に、大工業地帯と呼べうるような地域が存在しないことからみても明白である。それを多くの人は、経済発展の遅れだと言う。だからこそ企業(工場)誘致ということになるのだろう。

 私も、今でこそそうは思わないが、中学校のころなんかは、「高知は(社会の教科書に出てくるような)コンビナートもない遅れた場所だ。そんなんもないとは情けない。都会のように工場を増やすべきだ。」と、大真面目に思っていた。まあ、あの手の工場でガキの目からしたらかっこよく見えるものではあるが…。

 話がそれた。北村さんは、県工業会会長という立場ながら最下位で結構って言い放っているのである。そこには、よほどの洞察と信念があるのだと読み取れる。高知がどういうところかということを本質的に理解していないとそういう答えは絶対に出てこないだろう。

 もはや企業を誘致して県政浮揚、雇用創出とかいう時代ではないのは明白だ。企業も余裕がないなか、こんな不利な条件のオンパレードの地にやってくるだろうか?来ても利益をごっそり持っていかれ、未来永劫そこで操業を続ける保証もない。レポートの中にも、「高知でなくてもいいことは競争にさらされ大きな発展は望めない」とあるがまさにその通りだろう。余談だが、どうせ呼ぶなら工場や末端部でなく本社機能こそ誘致を目標にすべきであろう。そうなるには、「高知に本社があることのステータス」を創出しなけらばいけないので、高知の本質的価値を高めることと同義であるからだ。

 地域文化に根付いた産業を育てて高知県の発展につなげていくということは、私もかねがね考えてきたことなので、自分なりの考えも述べていこう。

 今となっては到底信じられないが、高知県で農林漁業の発展と一体となって様々な工業製品を生み出していたことは驚愕に値する。例えば漁業関連製品は、戦前期に、漁船本体のみならず、ラーンホイラー、捕鯨砲、焼玉エンジンなどが開発された。農業や林業関連でも、高知で生まれ全国へ広がっていった技術が多数存在する。

 高知の今後の産業創出において、原点をきちんと見直す時期にきているのは間違いないだろう。やはり、高知の土台は、農林漁業が基礎になっている。北村さんの意見と同様に、特に林業の可能性に着目したい。森林面積率日本一の県であり、工業とも結びつきが強いだけに大きな可能性がある。それこそ、生産から加工までの仕組みを構築し優れた製品を生み出せれば、高知県経済に新たな希望が見出せると思う。

 家具、インテリア分野では、高知の豊富な木材資源などを活用して、それこそ世界で通用する「高知独自のブランド」を生み出すことができるのではないだろうか。北欧ブランドとも肩を並べることも決して夢ではないと思う。

 建築分野だって、高知独自の資源や伝統様式を活かしつつ、先進技術も活用すれば、地域性のある風土景観が復活するし、新たな雇用も生まれ、地域内での自立にもつながる。地域性を無視した建築物がはびこる時代はすでに終わった。高知こそ新たな時代のトップバッターを切れる有利な条件を持っていると思う。

 何の変哲もない画一化された工業製品とは一線を画した、産出された地域の特色が感じられ、愛着を持って末永くつきあえる、そんな製品が望まれる。

 それは北村さんの言及している、「全国一の環境優良製品創出県」であり「全国一の環境配慮型生産方式」を実践していると誇れる工業界の実現とも全く矛盾しない。人にも環境にも優しい本物の文化を創出する産業へと育ってほしいものである。

(その2へ続く)

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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高知からクルマ依存社会を問い直す(85) 「ICカード導入のチャンスを最大限活かせ」

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(発売開始を伝えるポスター)

 前回の記事でも取り上げたICカード導入についてであるが、検索してみたらいろいろと上がっていた。それについて少し紹介しよう。

 今日までそして明日から 地方公共交通機関とICカード

 やはりと言うか、知名度の低さとPR不足について強調されている。記事にあるように、この期に及んで大々的にPRしない理由が全く分からない。当事者は、本当に普及させたいと考えているかということすら疑ってしまう。

 伊予鉄でも導入当初は、相当な混乱があったそうだ。遅延の原因にもなったとか。周知の行き届いていない高知ではそれ以上の混乱が予想される。特に、そういうことに不慣れな高齢者に浸透するには時間がかかるだろう。高齢者に限らず、降車時に残額不足っていう混乱が多発しそうだ。

 また、商店街で精算に利用可能になるということだが、5年後というのは遅すぎる。本気で普及させるつもりがあるのかこれ一つとっても疑わしくなってきた…。

 田舎ワンダリング 渡辺瑠海 official blog 「ですか」ですか?

 記事中に「ちなみにカードで使う料金はICチャージャーを使って補充するんだけど、これをどこに設置するつもりなのだろう???」とあるけど、私も最も疑問に思っていたのはまさにこれ。本当にどこに設置するつもり?必要なときにすぐチャージできないと全然役に立たないのだが…。

 まさかすべての電停・バス停にチャージ機を置くとも思えないので、車内でチャージできるようにするのかもしれない。とりあえずは、それが最も望ましいと思う。

 はこだての路面電車 高知の路面電車が2009年よりICカードを導入

 他のカードと相互利用できることを少しは期待していたものの、やはりというか完全に独自仕様で他のカードは使えないようだ。高知でICカードを使って公共交通を利用するならば、わざわざ「ですか」を購入しなければいけないわけである。SUICAやICOCCAを持っているならそれが使えればいいのだが…。カードが増えても煩雑なだけだ。特に、観光やビジネスなどで高知に来た人が手持ちのカードで利用できるとなれば、非常に便利であるし増収にもつながると思う。JR四国も導入予定でその時に四国内のカードは共通化されるので、その点は解消されるだろう。

 それにしても、各地域にICカードが乱立しすぎ。今後の普及にしたがって整理すべきだろう。そうなれば「ですか」は真っ先に廃止(新規発行停止)の対象になるだろうけど。

 さて、カードを利用することによるメリットが重要であるが、それが上手く伝わらない限りさほどの普及も見込めないだろう。正直、小銭を用意する必要がなくなる以外に目玉となるメリットが果たしてあるのかと思ってはいたが、一つだけあった。

 バスについて市内均一区間は1日上限500円というのは大いに評価したい。これについてはよくやったと言いたい。要するに市内区間の1日乗車券を導入することと同じなわけであるから、気軽に何度もバスに乗れる。3回の利用で元がとれる。しかも、土佐電と県交通共通だ。これは革命的なことだと言ってもいい。

 しかし、なぜ路面電車は対象外なのだろうか?その点について腑に落ちない。電車も市内区間500円の一日乗車券を発行しているのだから、電車・バス共通で一日500円で市内区間利用可にすればいいのにと思う。それなら、大幅に利便性が向上するので、強力な普及の目玉になるのに、腑に落ちない。

 あと疑問なのは、均一区間外にまたがって利用した場合はどうなるかということだ。例えば、安芸線バスで夜須から乗ってはりまや橋で下車。そこからイオン線に乗ってイオン高知へ行き、帰りはその逆の経路で夜須まで利用した場合、安芸線バスの市内部分は、どう計算されるのだろうか?今度、質問してみるつもりだ。

 また、市内区間の範囲についてだが、正確に知っている人はほとんどいないだろう。私もバスについては正確には知らない。それを利用者に認知させるのも課題だ。

 残り二つの特典は、かなり中途半端であまりアピール材料にならないだろう。なんかみみっちいというかケチくさく感じる。

 「毎月20日のノーマイカーデーでは10%割引」なんか気休めみたいなものだ。毎月たった1日だけ1割引でわざわざ公共交通を使おうという気になるだろうか。やるならやるで、「土休日は大人も半額!」ぐらいにすべきだと思う。

 また、「5%のポイント付与」も1割引の回数券からすれば割引率は後退している。伊予鉄のICカードは、1割引なのでかなり普及しているようだが、思い切って常時2割引(ポイントでなくその場で2割引にすべき)くらいがICカード普及&公共交通利用大幅促進の上で望ましいのではないだろうか。

 最後に、今回の件でもそうだが、高知の公共交通は、利用者(潜在的に利用者となる人々も含む)へのPRについて決定的に欠けている。だから常連さん以外には、よく分からないダイヤや仕組みが平然とまかり通っている。この機会に、せめて高知から持続可能な交通を実現する(60)に書いた『高知県公共交通総合ガイドブック』を作成するなどして啓発を図っていく必要があろう。

〔高知からクルマ依存社会を問い直す一覧〕

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高知から持続可能な交通を実現する(84) 「ICカード「ですか」にとりあえず期待」

 来月1月25日から、土佐電鉄、土佐電ドリームサービス、高知県交通、県交北部交通共通で、待ちに待ったICカード「ですか」が導入される。管理人も、路面電車に読取装置が設置されているのを確認している。(11月30日~12月5日帰省していた)

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(予約受付開始のポスター 拡大可)

 結論から言うとこれは高知の公共交通において久々に明るい話題だと思っている。(一方でよさこいいきいきフリーパスが廃止されるが…)  とりあえずは期待ということだが、果たしてどれだけ普及するのやらと心配にもなる。

 下記のブログ記事によると、

 土佐電気鉄道と高知県交通、ICカード「ですか」2009年1月25日サービス開始も認知度はたった25%

 利用開始3ヶ月前の時点での認知度はたった25%…。1ヶ月後に迫ったが現時点でもそれほど認知されているとは思えない。これで大丈夫だろうかとちょっと心配になる。それだけ、高知の公共交通というものが、サービスレベルが年々低下してきた結果、住民から縁遠い存在になってしまったということを端的にあらわしているとも言えよう。

 それにしても、アピール活動が十分でない。電停やバス停にはポスター等が貼られているものの、土佐電鉄、高知県交通、高知県企画部交通政策課、どのホームページにもICカードの情報が記載されていなのである。新聞やテレビで広告するのは費用がかかるのでそこまでやれとは言わないが、ホームページ上ではしっかりPRをするべきではないだろうか。

 十分PRして普及促進すれば、突破口の見えない高知の公共交通事情も好転する可能性はないわけではない。とりあえずは導入に期待ということだが、いろいろと疑問点がないわけではない。次のエントリでそれについて述べていく。

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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高知から持続可能な交通を実現する(83) 「何かいい方法はないか?アーケード内自転車通行対策」

 かなり以前、このような記事を書いた。

 減らぬアーケード街を走る自転車 自転車の歩道通行解禁問題(5)

 2006年末から2007年初頭にかけて大問題となっていた、自転車についての道交法改正法案騒ぎに関連した内容ではあるが、アーケード通行問題について取りげた。

 相変わらずだが、帯屋町のアーケード街を走る自転車は後を絶たない。しかも女子高生どもは、平気でくっちゃべりながら併走しているし…。

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(アーケード内を自転車で併走する女子高生?たち)

 この行為は、歩行者にとっては極めて不愉快であるし、接触したら怪我をする可能性も大きい。このことも中心市街地の価値を下げていると考えられなくもない。子供づれや高齢者だと後から迫ってくる自転車に神経を使うだろう。自転車が屋内に入ってこないショッピングモールの方がよっぽど歩行環境はよい。それもSCが流行る理由でもある。こういうところは中心街も見習うべきだ。

 おそらく通行禁止を知らない人はいないだろう。あれだけ看板もあれば、アナウンスも流している。時々、注意もしている。でも、いつになって通行する自転車は無くならない。

 みんなが「誰もがやっている」、「注意されれば降りればいい」という意識になっている。もはや取り締まってもその場限りだ。かつては、人通りも多く自転車で走るのはそもそも困難であったし、何より明らかに迷惑行為だった。中心市街地が空洞化した今は、人通りが減ったので皮肉なことに自転車で走りやすくなってしまった。それが余計に自転車の通行を助長させていると思う。しかし、前述のように明らかにマズイ。安心して歩ける商店街であるべきだ。

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(いいオジサンまで…)

 何か即効で撲滅するいい方法はないだろうか?と考えてみてもなかなかいい方法は思い浮かばない。困ったことに…。

 それでも無理やり考えてみた。要するに自転車に乗って走れないようにしたらよい。ベンチなどの障害物を自転車が真っ直ぐ走れないように配置したら随分減らすことはできそうだ。真っ直ぐは歩けるけど自転車で真っ直ぐには走れないというような配置が望ましい。それだと、いやでも押して歩くかおびさんロードや柳町に回るしかない。

 ただ問題は、指定時間外だ。荷捌きの自動車も入ってくるのでしまっておく必要がある。午前11時になったらベンチを出し、午後7時になったらしまう。それでいいのだが、それをどこに置いておくか検討する必要がある。

 もっといい方法はないものだろうか?いい方法があったら教えて!

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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没になったけどとりあえず

以下の文章を高知新聞へ投稿していた。

残念ながら不採用になったが、せっかく時間かけて作ったのでとりあえず貼っておく。暇な時に「高知から持続可能な交通を実現する」シリーズ本編に入れるつもりでいる。

<公共交通のあり方自体の議論を>
土電グループの一部路線廃止、県交通の運賃値上げと、高知の公共交通を取り巻く状況は一層厳しくなっています。
歯止めなく続く利用者減と燃料価格の高騰が直接的に影響していますが、もはや目先の収支や一路線の廃止存続だけの問題ではなく、公共交通のあり方自体を根本から考え直すことが不可欠だと思います。
現在、利用者の多くは学生や高齢者に偏っていますが、地域全体の問題として、いかに老若男女問わず利用されるにはどうずべきかを主眼に議論することが求められます。
高知市議会でも検討されているように、土電.県交の運営統合化も視野にいれなければなりません。鉄道.電車との役割分担も考慮した分かりやすいバス路線網への再編成、公共交通ガイドブック等の情報提供、共通パスの導入などを、行政の支援も得ながら検討していくべきでしょう。
原油価格も依然高止まりし、自家用車の保有.維持もいっそう重い負担となって家計を圧迫しています。事故のリスクもあります。誰もが自動車に乗りたいわけではありません。今後、高齢者の運転による交通事故の増加も懸念されます。
過度な車社会の弊害を是正する意味でも、行政.事業者.市民が一体となって公共交通を建て直すことは急務であると思います。

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高知から持続可能な交通を実現する(82) 「将来へ伝えたい高知市の景観資源[その4]」

 今回は表通りの裏側にありあまり目立たないが、緑と水のある風景を取り上げる。

※写真はいずれも600×450ピクセルでクリックで拡大可能。

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 小津高校前の交差点から円満橋まで至る、城西公園の西側の道路。両側のクスノキ並木が見事で、付近には桜もありすぐ横を江の口川が流れる。都市のど真ん中にありながらけっこう自然が溢れる一帯である。

 高知市が昭和48年(1973)に、両側に計56本のクスノキを植えたそうである。

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 写真を撮影したのは2月なので、木の葉がほとんどないが、夏には緑濃い空間に変身する。

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 城西公園と江の口川。江の口川もだいぶ水質が改善され綺麗になった。それは、新堀川の一件をとっても明らかだ。

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 枡形商店街の北側、御幸橋より江の口川の下流方面を見る。今でも石垣護岸で風情が残っていて非常に貴重だ。川沿いには吉野桜。この桜道は1957年以来、川沿いの住人有志の手で守り育てられてきたとか。今、「看板が見えんき、樋がつまるき、木を切れ!」なんて市役所に言う心ない市民とは大違いである。一体、いつからここまで民度が低くなったのか…。

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 同じく御幸橋より、今度は上流側。川岸からのびる桜並木が見事である。

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 御幸橋のすぐ近くの大膳町公園。奥の学校は城西中学校だが、かつてここに高知師範学校があった。

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 ここもちょっと場所を忘れてしまったが、おそらく上町四丁目の交差点をすぐ北に行ったところだろう。この写真のすぐ手前で水路が分かれており、小さな堰も見られる。

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 井口町の水路沿いの風景。水路にかかる小橋が家々とをつないでいる。周辺は迷路のような路地が展開する下町情緒の街並みであるが、最近はその魅力も薄れてきたように思えると淋しいものだ。

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 同じく井口町の水路風景。昔ながらの橋で欄干にも特色が見られる。

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 蛍橋。水路そしてセンダン並木。電車通りに沿って生活道が通っている。

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 同じく蛍橋。再開発された場所には決して感じられない情緒をどことなく感じる。

 「将来に伝えたい高知市の景観資源」と題して、わざわざ「高知から持続可能な交通を実現する」シリーズの中で、4回に渡って伝えたが、一通り手持ちの写真を紹介したので一旦終了。また今度、新たに撮影した時に続編をアップする予定でいる。

参考文献:『わがまち百景-21世紀に伝えたい高知市の風景-』
(1990年3月 財団法人 高知市文化振興事業団)

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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高知から持続可能な交通を実現する(81) 「将来へ伝えたい高知市の景観資源[その3]」

 今回は、建築関連や、いわゆる観光地ではない庶民の街で風情があると思うところを取り上げる。

 ※画像はいずれも600×450ピクセルに統一しすべて拡大可能。

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 江の口川沿いに並ぶレトロな県藁工倉庫。どうやら戦後の建物らしいが、水切瓦など土佐の伝統的な建築様式を随所に取り入れている。背後には中層のマンションが建つ中で、強烈に目立つ建物だ。

 そのうち一部を、graffitiがリノベーションして使用している。歴史的な建造物も、博物館のようにただ大切にとっておくだけでなく使ってこそなんぼである。

 ココロの言霊 ∥高知の街の片隅で・・・ レトロな『藁工倉庫』

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 1文橋より江の口川上流方面を見る。街のあちこちに地域性を微塵も感じない無個性なマンションが増えているが、この周辺も例外ではないようだ。

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 小津高校の正門。県下最大といわれた、ネオ・ゴシック様式の洋風建築であったが、現在では前面のファサードだけ残して、建て替えられた。

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http://www.ce.kochi-ct.ac.jp/~tyama/list01.htmlより転載)

 かつての小津高校校舎。実物を見たことはないが、立派な重厚感のある建築だったようである。

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 校舎の西側にある「開成門」。藩政末期に設けられた開成館の表門として、九反田に建築されたもの。追手門と並んで、城下町の面影を残す遺産である。

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 小津高校と高知大学付属幼稚園の間の小道。何の変哲もない道だが、文教地区だけあって、落ち着いた佇まいが感じられる。

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 小津高校西側の、城北町地区と新屋敷地区を分ける小道。車もあまり通らないので、ゆったり歩けるのがいい。

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 ちょっと正確な場所を忘れたのだが、おそらく新屋敷地区の住宅地。普通の住宅地だが、右側の塀に注目すると…。

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 つまらない工業製品のブロック塀が台頭する中で、土壁と瓦の切れ端を使った塀が高知の住宅地に残っていたとは、驚きである。是非とも残していきたい風景の一つだ。

 この周辺に、マンション反対の張り紙かノボリを見たような記憶があるが、そのようなものができると、一気に住環境は破壊されてしまう。マンションの乱立は、確実に高知市の価値を下げる。短期的にはよくても長期的に見たらあまりいいことはないと思う。

 [その4]へ続く。

参考文献:『わがまち百景-21世紀に伝えたい高知市の風景-』
(1990年3月 財団法人 高知市文化振興事業団)

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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高知から持続可能な交通を実現する(80) 「将来へ伝えたい高知市の景観資源[その2]」

 今度は、街路樹のある風景を中心に取り上げる。

 高知から持続可能な交通を実現する(64)で取り上げたように、電車通りに関しては、街路整備の関連でことごとく街路樹がなくなり殺風景になったしまった。なんともさびしいものである。

 かつては積極的に街路樹を植えていた。今でも電車通り以外は健在であり、おかげで今ではすっかりと成長し、歩道に木陰を落とし暑い夏場でも快適に歩くことができる。

※画像はすべて600×450ピクセルに統一でいずれもクリックで拡大可能。

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 桟橋通り二丁目付近。すっかり街路樹が少なくなった電車通りの中では、緑が多い最後の砦だ。立派に成長したクスノキ並木が、歩道に涼風を与えてくれる。ここは、未だ電線が地中化されていないが、見事な並木のおかげでそれほど目立たない。

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 同じく桟橋通り、梅の辻交差点。並木は立派だが、背後のマンションが…。

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 そして追手筋。日曜市も開かれる、電車通りに並ぶシンボル的な街路である。中の橋通りと交差する部分で、中央の分離帯の樹木は一変する。その東半分は、カナリーヤシ(フェニックス)で、西半分はクスノキである。

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 中央公園と江の口川を南北に貫く「グリーン・ロード」。どうやら、かつてはこのような街路樹に囲まれた遊歩道を整備する計画だったとか。こういうこと考えると、昔の行政担当者の方が、余程まともな都市計画のセンスをもっていたようだ。

 けんちゃんの吠えるウォッチング グリーン・ロードの面影

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 県庁前から鷹匠公園までの並木道。北側がクスノキ、南側がカナリーヤシが植えられている。

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 この通りでは、毎週木曜日に木曜市が開催されている。高知市では日曜市のほか、月曜日と土曜日を除く毎日、市内のどこかで市が開かれている。日本の都市の中でも高知市は、もっとも街路市が元気な都市であるそうだ。

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 本町の南側の与力町。鏡川の土手沿いは緑豊かで、閑静な佇まいだ。

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 江の口川を渡る電車通りの高知橋より西側を見る。川の南側のワシントンヤシとカナリーヤシが連続する光景は見事である。高知駅前のワシントンヤシも、南国土佐を彷彿させる立派なシンボルだったが、こちらは現在ヤシィパークに引っ越している。

 その他にも、産業道路や蓮池町通から桜井町にかけてなど、街路樹が多い街路はあるが、手持ちの写真がないので、ここでは紹介はまた今度にする。

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 最近になって整備された街路の景観は酷いに尽きる…。土讃線連続立体交差化事業の関連で、全く変貌した比島町付近であるが、街路樹は1本もなく、ただ広いアスファルトの空間があるだけの極めて殺風景な光景だ。オマケに両脇の建物も新しくなったが、どこにでもあるような、特色のない工業製品のような街並みである。そんな光景が全国各地に量産されている…。だけど、今ある美しい街路は死守すべきだ。

 [その3]へ続く。

参考文献:『わがまち百景-21世紀に伝えたい高知市の風景-』
(1990年3月 財団法人 高知市文化振興事業団)

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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高知から持続可能な交通を実現する(79) 「将来へ伝えたい高知市の景観資源[その1]」

 高知から持続可能な交通を実現する(65)で、高知市の街並みが年々悪化し、特色のない都市になりつつあると書いた。街路樹減少や新堀川問題をはじめとするように、どんどん潤いがないノッペラボウな街並みになり、長い歴史の重みを感じさせる資源が失われているのは、大変残念なことだ。

 そうはいっても、いまでも城下町の名残を思わせる風景や、趣のある路地だって数多く残っている。それらは、どれも将来へ伝えていくべき景観資源である。

 誰もが誇りを持てる住みよい街を創っていく上でも、高知市のアイデンティティを確立していく上でも、決して、それら唯一無二の景観資源を蔑ろにしてはならない。

 観光ガイドブックにも載るような有名な場所から、知る人ぞ知る穴場的な場所まで取り上げていく。とりあえず、4回くらいに分けて記述していく。

 ※画像は、いずれも600×450ピクセルに統一しておりすべて拡大可能。

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 追手筋から見た追手門と高知城。もはや説明不要であろう、高知市最大のシンボルである。

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 高知城の南側と東西の一部を囲むお堀である。このお堀は、戦後に高知へ進駐した占領軍司令部の命令で埋められかけたが、ある県の吏員が(本当の意味で)首をかけて根気強く反対したおかげで、埋められずに済んだそうだ。現代の新堀川問題とはエライ違いである。

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 高知城のすぐ東側、藤並公園の将棋風景。すっかりと街の風物詩になっている。

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 こちらは高知城西側の、高知県庁と高知地方裁判所の間のお堀。春の桜の季節は、桜並木が見事だ。

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 同じく、高知城西側のお堀と桜並木。この周辺は、緑が少ない高知市街の中でもオアシス的存在である。

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 高知城天守閣。これも説明不要であろうから解説は省略。

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 高知城天守閣のすぐ下側から鏡川方面を望む。写真では向こうの山全体が写っていないが、高知の街は、周辺部を山に囲まれており、自然との共生・調和を重視すべきだと思う。

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 春の高知城天守閣下の遊歩道。

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 上に同じ。

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 見事なソメイヨシノの成木と、背後の高知市の街並み。

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 桜の花は、やはり美しい。春には高知城周辺は花見客で大いに賑わう。これも歴史を積み重ねた街の風物詩である。

 [その2]へ続く。

参考文献:『わがまち百景-21世紀に伝えたい高知市の風景-』
(1990年3月 財団法人 高知市文化振興事業団)

〔高知から持続可能な交通を実現する一覧〕

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