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疋田氏のママチャリについての扱いでちょっとだけ疑問点もある

先ほどの記事書籍紹介(23)『自転車の安全鉄則』の内容に絡めてだが、疋田氏の主張は大部分はすごく論理的で的を得ているのだけれど、私として疑問点がある部分もある。

前から気になってはいたが、ママチャリのことについて。

疋田氏は、

「ママチャリは、歩道も通行可とするゆがんだ日本の交通行政が生んだシロモノ。短距離で低速運用に特化した世界的にも特殊な自転車が大部分を占めるようになった。上手いこと道路環境には適合したものの、スピードと航続距離を犠牲にしてしまった。そのため、さらには乗り手の意識も歩行者感覚になり、長い間に自転車の都市交通としての有用性その他もろもろの可能性も大幅にスポイルされてしまった。」

と、大まかなところいたるところで述べてきている。

これ自体には全く異論はないが、疑問に思うのは「どこまでをママチャリに含めるか?」である。他の著作も含めた疋田氏の記述では「スポーツ系自転車以外の巷に普及している一般の自転車」ということであろうがそこがどうもひっかるのだ。

そういう一般型自転車でも、大まかに2タイプに大別可能だ。

まずは、いかにもママチャリですという雰囲気の下の写真のような買い物用自転車。トップチューブとダウンチューブが湾曲しており、ハンドルも手前に曲がっている、スタンドは両足タイプで荷台やスカートガードも標準装備、変速装置はないというのが大まかなスペックである、いかにもママさんのお買物自転車だ。

Img_5849

確かにこれで長い距離を移動するのは非常にしんどい。私だって1km乗っただけでもう勘弁だ。このタイプは間違いなく低速・短距離で歩道走行に特化したママチャリである。

これは、私も完全に「ママチャリ」として定義している。

次に、よく中高生が通学で使用しているタイプのやつ。チューブは真っ直ぐで、ハンドルはバーハンドルに近い形状、スタンドは片足で荷台は装備されず、内装3段の変速装置を持っている場合も多い。ポジショニングもやや前傾姿勢となる。

Img_3896

私としてはこちらをママチャリに含めるのにかなりの違和感を覚えるのである。実際に、出身の高知県ではご近所での使用にとどまらず25km先の場所までもよく走っていたし、クロスバイクを持っている今でも時々中距離に使ったりする。25~30km/h程度で充分走行可能だし(ただ、クロスバイクよりは加速は悪い)、それなりに快適だ。写真の自転車は私のものだが、実際とくに無理して速度を上げているという感じは全くない。意外や意外、結構落ち着いた走りを披露してくれるのである。

それどころか、これで1日に100km以上のツーリングをしたり山岳地帯に進出したりすることもあるくらい。写真の場所はまさに山の中だね。

買い物用タイプとは雲泥の差である。

ただし、ポジショニングや整備状態がきちんとしてないと、やはり長距離走行はきついし、車種によって結構、乗り味やその他の面で当たり外れが大きかったりするのは事実ではあるが…。

また、私が中高生だった時には、両者の自転車は明確に区別して認識していたという面もある。同級生の間でも、お買物タイプを「ママチャリ」(「オバチャリ」とも言った)と呼び、通学タイプは特に呼称はなく「フツーの自転車」として扱っていた。ロードバイクやクロスバイクが全く身近に存在しない中では(ガキんちょMTBに乗っている同級生はいた)、両者は明らかに別物だったのだ。

ゆえにこのタイプは「シティサイクル」と呼んでママチャリとは区別している。

歩道を主に走るという面ではママチャリカテゴリーだが、本当のところどう扱ったらよいものだろうか?

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