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最古参自転車、40年現役を続けられるか?

 以前書いた記事、「最古参自転車11年目に突入!」で、私が管理している自転車で最も古いGATEWAYは購入から11年目に突入したと書いた。

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(現役最古参自転車ゲートウエイ 2008年3月撮影 ※拡大可能)

 購入当初から小まめに手入れはしていたし、その後には長期使用を前提にすることになったので、状態は非常に良好である。ただ、実家の高知にあって稼働率がそれほどでもないというのもあるけど…。

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(ゲートウエイのハンドルまわり ※拡大可能)

 バカにされるかも知れないがはっきりと言おう。40年は現役で使用したいと思っている。まだ、達成まで29年もありそこまで持つかどうかは分からないが、それを目指していく。

 いえ、なぜ40年かっていう問いに答えよう。これはもろ電車の影響である。まず最初、中学生の当時、土佐電鉄の路面電車で40年以上も現役を続けている車両があることを知ってえらい感動した。それも大量に。車内の履歴書にも「40代の働き盛りです」って書かれてあるのも誇らしげだったし。同時に、そこらへんの建築物よりも機械である車両の方が長くもつという事実に驚いたし、自動車にしても何にしても、まだまだ使えるのにすぐ使い捨てにする風潮を疑問に感じるようになる。

 その後には、土電以外にもキハ58系、103系、113系、東武8000系、阪急2300系、被爆電車650形など、挙げるとキリがないが、30年を超えても現役で運用につく車両を知るようになった。もともと鉄道車両の寿命は長いと知ってはいたが、実際にこうやって長い間運用され車両そのものが歴史を持っていることは、いろいろ考えさせられる。そういう車両に乗ると「いろんな時代を超えて活躍してきたんだなぁ、多くの人を運んできたんだなぁ、それが今もこうやって動いているのはすごいなぁ・・・」っと思いをめぐらせるのである。

 まあ、至極単純であるが、私の自転車も時代を超えて走らせようという発想に至る。電車と同じように40代の働き盛りにしようということで。使い捨て社会へのアンチテーゼも生じた。最初は、1992年に購入したくろちゃりで達成しようとしていた。小学4年生から大学1年までかれこれ11年活躍したが、長年の無理な酷使や無謀な実験などもあってさすがに末期は老朽化に勝てず引退。挙句の果てにゴミかと思われて処分されてしまったし…。

 仕方がないので、そのくろチャリの後継にあたるGATEWAYに目標を変える。くろちゃりよりは5年若い。こちらはそれほど酷使されておらず、無謀な走行実験や改造試験などはすべてくろチャリに実験台になってもらい、その結果を踏まえて丁寧に乗っているので、いまでも非常に良好である。

 ただ、それでも細かい部品を中心に老朽化した部分も目だってきたので、2004年3月には大幅なリニューアル工事を施した。フレームの再塗装を始め、ブレーキワイヤー・ブレーキレバー・シフトレバー・スタンド・サドル・後輪錠の交換など結構気合の入った改造内容になった。2008年1月には塗装のみ手直しした。

 そのリニューアル改造を施すという発想も、実は電車の影響だ。土電の201~205号の大規模改造を始め、JR西日本の103系や115系のN40改造やJR四国の113系の車内外大幅リニューアル、JR東日本の200系新幹線や485系の大幅リニューアル、東武8000系の顔面整形(!)などに影響された。

 古い車両であっても、近代的な装いになった姿を見て、実際に乗って感動するわけだ。そういう中で、最も気合が入っているのは東京メトロ6000系だと思っている。車内リニューアルだけでなく、制御装置も交換され、40年近く経過しても第一線でバリバリ活躍している姿はなんとも頼もしく見えるものだ。もちろん、鉄道車両だけでなく、建物のリフォームだってすごく興味深い。まあ、話はそれたけど…。

 自分の自転車も輝きを取り戻そうということでリニューアルを施した。もっとも、いろいろと走行上問題も出ていた(改造前はタイヤはちびていつパンクするやらだし、ブレーキはまともにきかない…という状態だった)ので、直す必要に迫られていたのではあるが。それに腐食対策もしたかったし。結果、見違えるくらいに走りがよくなり安心して乗れるようになった。ギヤやホイールなどは全くそのままなのに不思議なものである。

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(ゲートウエイのサドル 2005年に交換 ※拡大可能)

 40年使えるかどうかはともかくとして、丁寧に使ってできるだけ長い間乗るつもりだ。稼働率はそれほどでないので20年は確実にいけるだろう。その後継にあたるラクッションもすでに9年目。こちらは、タイヤとブレーキホースを交換したくらいで大掛かりな修繕は施していないが状態は良好である。もともとの塗装もしっかりしてたし、ステンレス部品を多用しているの塗り替えの必要がないことが大きい。

 高級な自転車はカネを積めば手に入るが、20年間使ってきた自転車は実際に20年間熟成させないと決して手に入らない。それも、宝物のようにしまっておくのではなく、適度に使ってこそナンボである。ただ使い放しですぐにゴミになる消費文化から脱却し、いいものをメンテナンスしながら長く使う文化を築いていくべきである。そういう社会を実現しうるための挑戦でもある。

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