高知から持続可能な交通を実現する(40) 「土佐電鉄線とごめん・なはり線のダイヤ連携案のまとめ」
[着眼点]
ごめん・なはり線は後免駅よりJR土讃線に乗り入れ高知駅まで直通しているが、高知駅自体は中心市街地から離れていて不便な点も多い。乗換えも最も多い場合、後免、高知、はりまや橋と3回になる場合もある。一方で後免町より土佐電鉄線とも接続しており、そちらも様々な面で利用価値が高い路線である。しかし、乗換え案内が不十分であり有効活用されておらず宝の持ち腐れである。
[目標]
ごめん・なはり線沿線と高知市内のルートとして、JR土讃線経由だけでなく、土佐電鉄線乗換えルートも幅広く認知されるようにする。多くの利用者にどちらの利用も意識できるようにする。
[後免町で土佐電鉄乗換えルートのポイント]
・高知市中心街に直結している。
・電停は小まめにあり、平面移動なので、気軽に乗降可能。
・乗換えは後免町駅の1回で済む。高知駅に比べ乗換え距離も短い。
・所要時間、運賃面では、JR土讃線経由に比べ大差ない。
(高知駅~市内で土電を使った場合)
[必要な施策(土佐電鉄側)]
・アナウンス。終点後免町駅到着前に乗り換え案内をする。
・運行時刻の調整。5~10分で接続可能にする。高知市内→後免町は、遅れを見込み多少の余裕は必要。
・車両の行き先表示を工夫。例えば該当便は「ごめん(安芸行連絡)」と表示。LEDの設定変更で可能。
・電停の案内。電停の時刻表で、接続便は分かるようにマークを入れる。連絡時刻表そのものも掲示。「ごめん・なはり線乗換えが案内を強化しました」という旨の内容も掲示するとなおよい。
・定期券販売所や車内で、ごめん・なはり線との接続情報の入った時刻表の配布。
[必要な施策(土佐くろしお鉄道側)]
・アナウンス。西行き列車では後免町到着前に乗換え案内をする。
・駅などで配布の時刻表やNPO発行のパンフレットでも、土佐電鉄連絡時刻も追加する。
・安芸駅や夜須駅などの券売機でも、土電乗り継ぎ切符も販売。ボタンに空欄があるので可能であろう。
・駅の掲示板などで、連絡時刻表の他、「高知市内へは後免町駅にて土佐電鉄線乗換えも便利です。」という旨の内容も提示。周知徹底を図る。
[利用者および事業者のメリット]
・利用者:状況に応じてJR線経由か土電経由かを選択可能になる。
・土電:後免線がごめん・なはり線へのアクセスルートとしてより活用され増収につながる。
・土佐くろ鉄:高知市内と高知県東部間の鉄道でのアクセス性向上。増収につながる。
・コストがほとんどかからない。
[課題]
ごめん・なはり線のダイヤを基に、土電のダイヤを作成することになるため、ダイヤ改正をJR四国やくろ鉄と足並みを揃える必要あり。接続便に関しては、平日・日祝とも統一の必要もある。その辺をどうするか。
[まとめ]
最も重要なことは、利用者の立場に立った情報を的確に提供することである!
<関連過去記事>
高知から持続可能な交通を実現する(29) 「土佐電鉄線とごめん・なはり線の連絡時刻表」
高知から持続可能な交通を実現する(30) 「後免町駅での土佐電鉄線とごめん・なはり線の連携強化案」
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