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私と自転車 (1)

いやー、1ヶ月ぶりだ。その間に、警察庁の例の法案が、大きく方針転換されたなどいろいろあった。まだまだ、油断はならないがとりあえずはめでたしめでたしと。

さすがに、これ以上放置はしたくないので、とりあえず穴埋め記事を。”yassi's web page”にある「私の自転車歴」から持ってきたものだ。全文はかなりの長文なので、数回に分けて転載する予定。

例の法案の経過などについては、明日以降ということにしよう。

<以下転載>
http://www.geocities.jp/yassi_1126/bicycle/myhistory.htmlより

● ~小学校時代

 自転車に初めて乗れるようになったのは、おそらく4、5歳頃だと思うが正確には覚えていない。少なくとも小学入学前には補助輪なしで乗っていた。子供用の自転車を2台乗り継ぎ、小学4年生の時に3段内装変速装備のくろチャリを購入。今の私の自転車生活のルーツはここにあると言っても過言でないほど記念すべき自転車だ。小学生時代の私は物好きなもので自転車で町中を巡り、町のありとあらゆる道、構造物、水路などを知り尽くしていた。「自転車は街を点と線の集まりから面に変えてくれる」というのはまさにこのことだ。さすがに、町外には一部の例外(芸西村琴が浜方面)を除いては行かなかった。小学校の規則で子供同士で町外には行かないことという規則があったからだ。先生に見つかるとこっぴどく怒られた人もいるくらいだったからそれはさすがに遠慮した。



● 高知市まで行った日 -23km先までの進出劇-

 この時が、私にとって自転車の認識を大きく変えた日であると言っても過言でない。

 まず、この話の前置きだが、中学校は地元の公立中でなく高知市にある進学校の私立中高一貫校に通うようになった。通学はスクールバスで片道約1時間かけて通っていた自宅通学生では、最も遠くから通っている部類であった。私の地元の同級生では他に4人が通った。

 私の育った夜須町は高知市から23kmも離れており、自然が豊かな町だが悪く言えばただの田舎で、消費的生活を送る上で、近代的なものはほぼ何もなく、買い物は野市町や南国市や高知市に頼るようなところ。1996年当時、コンビニや大型スーパーはなく小さい地元スーパーがあるのみ。それ以外は古ぼけた○○商店などしかない。本屋もパン屋もゲーム店もパチンコ屋もそんなものはない。大型リゾートホテルがあるくせに・・・・。7km西の野市町に行けば、生活に必要なものはひととおり揃っており、国道バイパス沿いには、ロードサイド店が林立している。

 高知市の中心部は夜須から23km離れている。当然ながら県庁所在地で30万人を越える人口を抱える都市であったから、いろんなものがある。高知市に行かないと手に入らないもの、遊べないものはとても多い。中心市街地の帯屋町商店街に行くことは中高生のステータス(?)でもある。当時、夜須からの交通機関は、マイカーかバスであった。クルマでは約50分ほど、バスは1時間かかる。そのバスだが運賃は、はりまや橋-手結間で960円!!信じられるか!960円だ!たった23kmで・・・。狂気沙汰の運賃設定だ!当然、利用者は中高生かご老人が中心だ。

 そんなこんなで高知市の学校に通うようになると、だんだん高知市を中心に考えるようになる。もちろん友人も高知市の人が多くなる。そうして休日に高知に遊びに行きたいと思うようになって当然だ。だが、親のクルマに乗せてもらえるはずもなく、あんな暴利をむさぼる土電バスに中学生の小遣いで乗れるわけもない。部活が遅くなって乗るときは話は別だが・・・。最初はそれがバリアになって行こうとはあまり考えなかった。 中学2年生の中ごろくらいになってくると、おなじ夜須町出身の同級生T君や同じく後輩と自転車で7km離れた野市に自転車でよく行くようになる。目的は主にゲーム店か本屋だ。最初はこの距離でも自転車で行くというのは抵抗があったが、すぐ慣れた。親を含め大人の人々はこの距離でもクルマでしかいかないのでなかなか自転車でふらりと行くという発想が出にくい。行ったとしてもよほどの特殊事情だ。まるで自転車の守備範囲が暗黙のうちに規定されているかのようだ。

 そしてついに、高知市まで自転車で行く日が中学2年生の終わりごろの春休みにきた。友人のT君が前に高知まで自転車で行ったというが、私も相当驚いた。正直に、「すげぇー!」という感想だ。高知まで行った日の目的は市内の友人宅に行くことであった。この日も少し勇気のいる決断であった。本当に辿り着けるだろうか?足が尋常じゃなく痛くなるのではないだろうか?長時間の走行で泣きそうにならないだろうか?ノリでついていったが、結果は楽勝で行けた!!思ったよりも全然疲れないし、時間もかからない。これからは自転車で行ける。その時の発見は中学生の私にとって大きな発見であった。

 こうして、自転車で長距離を走るということを習得した。夜須から高知までの通常の交通手段はクルマか路線バス。マイカーを持っている大人は当然マイカーを使う。通常ならば、中学生や高校生が高知に行くには、親のクルマに乗せてもらうかバスに乗るしかない。だが、どっちも色々問題がある。親のクルマに乗せてもらうのは、買い物に行くときで、行き先や時間も親がほとんど決める。どこかに寄ってもらおうと頼んでも1箇所がせいぜいいいところ。それも気まぐれでイヤと言われればそれまで。完全に親主導だ。精神的に疲れるだけである。一方、バスはどうかというと先ほど述べた信じられない片道運賃960円では、実質乗ることは不可能に近い。往復しただけで小遣いの半分以上が消滅してしまう。そんなバカげたことしてまで高知に行っても意味がない。それに、着いてからの行動範囲が狭いのも欠点だし。

 通常ならば、そう簡単に行けないという結論になってあきらめるしかない。23kmを自転車で行こうという発想自体生まれない。というか、はなから無理と決め付けてしまうのがオチだろう。大人の人が自転車で行けるよなんて決して教えてなんかくれない。自転車の使用範囲は、交通社会の中で徒歩の補完手段と暗黙のうちに規定されているかのような感じだ。自転車を歩くことと同じと考えていたのが原因だったのだろう。確かに歩きでは途方もない時間がかかるし、行こうとまず考えない。そんな中、自転車で23km先まで走るということはマニュアルにない裏技を発見した気持ちだった。カネはかからないし、クルマに比べてもそんなに遅くない(23kmを1時間ちょっとで走る)、行った先でもあちこち行けて行動範囲も拡がる、途中で寄り道もできる、時間にも縛られない・・・・。自転車が、諸問題を一気に解決してしまった!。中学生の私にとっては強大なモビリティを獲得したのだ!遠隔地のハンデを大幅に解消してしまった。「自力で高知市まで辿り着けた」ということは何物にも変えがたいものを得た。高知市までこの大地でしっかりつながっていたんだということを実感したのであった。 また、自転車で進出快進撃によりバスで行くのや親にクルマで連れて行ってもらうのでは決して行かない場所(高知の西側、北側など)、裏路地など自分の中での道路網は爆発的に増えた。広域な範囲を、面としての地域を認識するようになった。

 中学3年の時、地元の手結盆踊りの時を初めてして高知市の友人も、高知市から夜須に来ることがよくあった。あの頃はロングラン自転車乗りまわりに最もいた。

 高校時代から本格的に進出回数も増加した。より高知市まで遊びに行ったりするネタが増えたからだ。日曜日の模試の日(スクールバスが出ない)にわざわざ親の送迎を断って自転車で学校までいったものだ。自転車で走るのが気分転換になって爽快だし、何よりも帰りにはゲーセンに寄れる(相変わらずゲーマーの私)という素晴らしさ。それに体育の授業が苦手な私だけに自転車を通してスポーツの楽しさを覚えていったし、自転車がはやいことは唯一の誇りでもあった。自転車でありながらマイカー並みの移動をしていた。郊外店舗にもよく行った。特に、100円均一のダ○ソーなんかに。

 しかし、スポーツ自転車の世界は全然知らなかった。自転車が好きでも雑誌やメーカーなどの情報を得ることはついに高校時代にはなかった。

 予備校時代は、これこそ「自転車ツーキニスト」時代だった。高知市内の某予備校に通っていたが、自宅からJR後免駅の12kmをほぼ毎日自転車で通学していた。自転車はラクッションでだったが、シティサイクルとは思えない40分程度の高速度運転を連日繰り返していた。

 現在でも実家に帰省した時、高知市までいくとき自転車を使っている。現在では、最初一緒に走った友人も大学入学後に速攻バイクに乗り出し自転車から撤退。高知から来た友人たちも今はあまり自転車乗っていない。多くの友人がクルマ社会に参入したが、私だけが現在でも自転車にバリバリ乗っている。

(その2に続く)

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