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謎な「自転車歩行者道」ペイント

以下の写真を見ていただきたい。

高知市で見つけたものである。歩道に、なぜか「自転車歩行者道」とペイントされているほかは、何の変哲もない道路だ。
1枚目は、道路幅もせまい、交通量も少ない生活道路。
2枚目は、幹線道路並みの道路幅があるが、高知駅で途切れているためあまり交通量はない。歩道もかなり狭い。しかも、車道右側通行してるし・・・・。

Img_0897

Img_1385

さて、制度的な話になるが、「自転車歩行者道」とは、道路構造令で規定されているもので、道路交通法にその規定はない。

道交法では、第63条の4、1項により、歩道通行を認める道路標識等がある場合は通行してよいことになっている。それは、都道府県公安委員会が定めることとなっており、その基準は、歩道及び交通の状況により支障がないことである。おおむね幅2m以上となっている。

道路構造令の自転車歩行者道の定義は、同政令10条の2,3項による。
「自転車歩行者道の幅員は、歩行者の交通量が多い道路にあつて4メートル以上、その他の道路にあつては3メートル以上とするものとする。」
ちなみに、1993年の改正から、2m以上から3m以上に変更されている。

     3m以上

これが、道路構造令における最低基準だ。

では、上の写真、3mあるかって?

たぶんない。測ってないが、写真2枚とも絶対ない。下側の写真も植え込みを含めればぎりぎりあるかもしれないが、それを除くと3mない。

道路交通法では、道路構造令による自転車歩行車道の中から、指定していると聞いている。

さて、「自転車歩行車道」というペイントについてだが、この道路の歩道は、当然ながら「自転車歩行者道」だから、そうペイントされているのだろう。それだけだと、話がそこで終わってしまう。やはり、わざわざ標識に加えて歩道上にペイントする理由は、分からない。

 「自転車歩行車道」ペイントの謎 (1)

「自転車歩行者道」ペイントが市内中にあるわけでなく、なぜかほんの一部分にあること。まるで、予算が余ったからペイントのだろうか。
それに、わざわざ書いたところで利用者にとって、何の意味があるのだろう?
これを見て、「あっ、ここは自転車も走れる歩道なんだな。」と、誰も認識しないと思うのだが。

 「自転車歩行車道」ペイントの謎 (2)

いずの道路も、交通量は少なく自転車が車道を走ることは、ほとんど危険でない。
かえって、こんな狭い歩道を走る必要もないと思うけどな。自転車にとっても走りにくいし、歩行者にとっても迷惑きわまりない。車道をゆっくり走ったって何ら問題ない。
私だって、こういう歩道を歩いていて、後ろから自転車にすり抜けられると相当に不愉快だ。
わざわざ、自転車歩行者道にする必要はない。自転車の歩道通行を禁止したっていいくらいの道路である。

ここに限らず、高知市内の場合、歩道はとんど例外なく、自転車通行可のようだ。道路の構造や、交通事情に関わらず、一律に定められている。
下の写真は、歩道は大変狭いが、これでも自転車通行可の標識がある。信号の裏に隠れている青い標識がそれ。
また、こんなに狭くても自転車利用者は、写真のように、わざわざ歩道を走る。推測だが、なんとなく歩道を走っているのだろう。

Img_1388_1

自転車を交通手段として位置づけて、運用する姿勢はないようだ。そうでなければ、クソ狭い歩道を、自転車通行可にする合理的な根拠は全くない。
「自転車は歩道を走っていいもの」 それが、分け隔てなく自転車の歩道通行を認めている理由だろうか?

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コメント

さすがに夜須まで自転車で行くことはようしません。ヨットで結構疲れますし。そういう発想はありませんでしたね。
 実家はいのですので、中学生の時は休日は自転車で高知市までは行っておりました。伊野町と高知市の境目は咥内坂がありまして、変速機のない自転車には少しきつめの坂ではありました。

 でも距離は夜須ー高知の半分ぐらいですからね。高知へ来て何をしていたというと、当時はとでん西武百貨店の屋上のゲームをしに来ていました。当時は今のようにゲームセンターはなく、百貨店や保養施設(伊野の簡保センター)などにあったぐらいです。

 今では高知市内に住んでいます。市内で行動する場合は原則徒歩か自転車か路面電車です。車は配達の時だけ使用します。それもホロつきの軽四輪トラック。自動車はいのの実家から高知の会社へ通勤する息子に取られ、今は会社の軽四輪トラックが愛車です。夜須へいくのも軽四輪トラックで行きます。

 高知市内の営業や私用は自転車です。県庁も市役所もすべて自転車。一宮あたりから朝倉までは自転車で行きます。ただ市内中心部は歩道と自転車が分離していないので、混雑した時間帯などは危険ですね。放置自転車が歩道を狭めていますし。

 都市交通の専門ではないから、あくまで希望でしかありませんが、高知市規模の都市は、巡回式バスと路面電車でことが足ります。路線をまず充実させます。車道を削り自転車専用道路をこしらえます。

 市街地に自動車を使用しなくても良い街づくりに成功すれば高知市は面白い街になるでしょう。所々にレンタル自転車ステーションをこしらえ、乗り捨てても良いようにすれば良いとは思います。

>けんちゃんさん

夜須-高知は、山がちな高知県にありながら、ほぼ完全に平坦地という有利な条件もありますからね。飛ばせば、1時間そこらではりまや橋まで到着できます。
今思えば、私や友人は誰よりも真っ先に公共交通を見放したとも言えます。当時から、公共交通を高くて、遅くて、不便で使い物にならない、いや使えないと判断してのことです。絶対にパワーセンターなどの郊外型店舗には行けないですから。
自転車の能力を引き出すことによって、モータリゼーションに対応させました。それが意外に遅くはないのです。例えば、
夜須~野市 20分
夜須~安芸 40分
夜須~後免 35分
と、言ったところです。平均速度は、18km~23km/h程度です。
単純な往復移動ならともかく、複雑な移動においてはさすがに体力を消耗します。

高知は、平坦な地形で郊外化が進んだとはいえ、コンパクトな都市構造ですので、自転車の活用はもってこいでしょう。高知駅前も、せっかく再開発するのですから、単なる駐輪場ではなく、レンタサイクル、修理、部品販売などを兼ねた自転車ステーションを導入したらよりよかったでしょう。そういう話が、市民側からも全く出てこなくてちょっと残念です。

この謎ペイントはいったい何を意図したものなのか、真意を測りかねますね。私はこういったものをみたことはありませんが、最近基準に照らして怪しい謎自歩道や、そこにある理由がつかめない謎標識、謎道路標示、根拠が怪しい謎看板が気になってきましたので、Web上にアップすべく撮り集め始めました。近いうちにお目にかけたいと思います。

Meme-Meme@エコサイ さん

先日の、研究会ではお世話になりました。
私も、この手のペイントは、高知市以外では見たことありません。
考えるほど、謎なペイントです。

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