« Happy New Year ! | トップページ | 書籍紹介(8) 『マンゴーと丸坊主 アフリカ自転車5000km!』 »

書籍紹介(7) 『沢田マンション物語』

『沢田マンション物語』
(古庄弘枝 2002/9 情報センター出版局)

内容(「MARC」データベースより)
設計も基礎も大工仕事も配管も、ぜんぶ独学、自分たちの手で。聞いたこともない方法、見たこともないつくりの「愉快なマンション」を実現した夫婦の痛快ドキュメント。  

(目次)
第1章 「笑みがこぼれるマンション」の理由
第2章 「奇才誕生」秘話
第3章 建てては売る新婚時代
第4章 悲願のマンション建設の裏側で
第5章 沢田夫妻が語りかけること

(管理人レビュー)
つい先日、全部読み終えた。 都市計画にも深く根ざした興味深い内容なんだが、えらく分厚くてなかなか読んでなかったので。

高知県出身ながら、このマンションの存在に最近まで気づかなかった。すぐ近くは、何度も通ったことがあるのに、建物が見えていても、特に気にとめることがなかった。「ちょっと、変わった建物だな」と思っていたくらいだ。

その建物が、世間で注目され本にもなるくらいのものだったことに驚愕!!

本当に、何から何まで業者に頼らずに手作りでやってきたんだなぁ。どこまでも「自分が何でもする」ということを徹底している。
マンションそのものだけでなく、内装から製材、電気配線、配管、井戸掘り、水田・野菜畑作り、材木の切り出し、日ごろのメンテナンスまで。食料も、マンション屋上等の田畑から供給し、自給率90%。

まさに、「自分自身で創り、暮らす」ということを生涯にわたり貫いてきた沢田夫妻の人生が描かれている。

それぞれの専門家に任せず自分でやるって一見効率悪そうだが、夫妻の建売住宅建設物語などからは、かえって合理的で、迅速かつ頑丈かつ安価にできることからも自分でやることの底力を感じられた。

現在のものの多くは、目先の利便性や効率性ばかりにとらわれてしまい、それと引き換えに失ってしまったものも多いんだな。

このマンションは、建築やコミュニティのあり方を、目に見える形で、一つの答えとして提示している。

余談だが、高知にはもう一つ代表的なセルフビルドが存在する。
市内をゴトゴト走っている路面電車の約3分の1は、土佐電鉄が自社工場で組み上げられたものだ。こちらは「セルフビルド電車」とでも呼べようか。

どちらも、高知県人のいごっそうな気質が生んだものかもしれない。

S16
↑ 沢田マンションの全体写真

Img_0900
↑マンションの玄関? 3階にはスロープで昇っていく。

参考1 建築マップ 沢田マンション
http://www.archi-map.net/~tks_design/jp_kochi/sawada01.html

参考2 LIFT -沢田マンション交換日記-
http://sawamanblog.seesaa.net/

参考3 けんちゃんのどこでもコミュニティ 沢田マンションの住民の皆様
http://www.nc-21.co.jp/dokodemo/gesuto6/sawada.html

« Happy New Year ! | トップページ | 書籍紹介(8) 『マンゴーと丸坊主 アフリカ自転車5000km!』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/103591/4901956

この記事へのトラックバック一覧です: 書籍紹介(7) 『沢田マンション物語』:

« Happy New Year ! | トップページ | 書籍紹介(8) 『マンゴーと丸坊主 アフリカ自転車5000km!』 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

ブログランキング

プロフィール

最近のトラックバック

土佐人のブログ

無料ブログはココログ