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超不愉快な自転車利用環境

TXが開通した今でも、JR常磐線を利用することはよくある。ホリデーパスや青春18きっぷ他、便利でオトクな切符が多いからだ。TXで往復し都内でその都度切符を買うのとでは1日1000円以上の違いが出ることもある。東京自由乗車券が廃止されてからは常磐線を利用する機会は少し減ったけどね。

常磐線を利用する場合、荒川沖駅から乗ることになる。そこまでは、自転車で主に東大通りを通る。路線バスには絶対乗らない。大学付近から荒川沖駅までは約13kmでおおよそ35分くらいで着く。

そこまで行く途中(2番目はほとんど終盤だが)に、自転車を利用する上で不愉快極まりない箇所が2箇所存在する。これらは、大学1年だった4年前から思っていることだ。

(1)大角豆交差点

大角豆は、難読地名の一つで「ささぎ」と読む。この交差点は、東京からの高速バスが桜土浦インターチェンジから降りてきてから、最初に曲がる交差点である。これがまた自転車で通行する上で、うざいことこの上ない場所なのである。

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大角豆交差点の様子。交差点の上には歩道橋が設置されているが・・・・。

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歩道橋の階段の中央には、スロープとなっており、自転車の車輪が通せる構造になっている。自転車も上を通れる気が利いた歩道橋かと思いきや・・・・・

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この通り、交差点には横断歩道も自転車通行帯もない!完全に自動車のため(原付も含む)の交差点だ。歩行者と自転車は上の歩道橋を通ることをほとんど強制しているのである。

ただウザいということだけでなく、「クルマ最優先」の道路設計思想に良くも悪くもタメ息が出る。

(2)荒川沖駅前駐輪場

そして、次は荒川沖駅前の駐輪場について。荒川沖駅は、JR常磐線の土浦駅より一つ上野よりの駅である。

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これが、駅西口の様子。数年前にエスカレータとエレベータが設置された。かつては階段入り口などに自転車が溢れていたが・・・・・・。

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上の写真が、荒川沖駅西口の北側に設置されいる駐輪場である。私は、史上最低の駐輪場だと思っている。まず、駅階段から200m以上も離れていて駐輪してからかなり歩かねばならない、ホームまでになると300m以上になるだろう。そして、非常に狭く平日には超満杯でギシギシになる。線路よりでは2重に駐輪され、奥に入れ場合出せないこともある。さらに、満杯の状態で何かの弾みで倒れると将棋倒し、自転車同士が絡み合いこれまた悲惨・・・・・。それらに加えて、雨ざらしの上に地面は砂利が敷かれているだけで、雨の日はベチョベチョに・・・・・。

駅から遠いは、ギュウギュウに押し込まれるは、泥濘になるは、ろくなことはない。敷いて言えば、ここに置けば、撤去の対象にならず安心して停められることだ。それでも盗難に遭う危険性は残る。この駐輪場はマジで、

 史上最低の駐輪場!!

しかも、この駐輪場、仮駐輪場となっているが、私が知る4年前から仮のままだ。なお、駅の東側にも駐輪場があるが、これも貧弱極まりないものである。この駐輪場のおかげで、予備車のシティサイクルを13kmものロングランをしなけらばいけない状態である。駐輪場さえよければ、快適なプジョーを使えるのに・・・・。

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駅舎1階のエレベーターのそばには、こんな看板が。なんて書いてあるかというと、

「一人一人がルールを守り、快適で、きれいな場所にしましょう」

「放置ゼロ さわやか広場街づくり」

これ見てどう思いますか?

どうみても、ナメてますね。書いてあることはこうも解釈できる。

「駅前に停めてある自転車は醜い。自転車がない駅前はキレイ。」

「駅前に自転車を置くような人は人でない!」

放置を禁止している理由が「美観」を鑑みてらしい。防災や歩行者の通行阻害などの観点はここでは鑑みてない。根拠は、ひたすら「景観」のみ。そこに利用者の視点は全くない。これがゴミだったら納得いくんだが。自転車はゴミと同類ということか?

駐輪自転車=景観悪化が必ずしも正しいだろうか?それをのみ根拠に、駐輪を禁止するのは利用者の誰も納得いかないだろう。

確かに、歩行者の通行を妨げるほど駐輪自転車で溢れたら問題だ。かつては、階段の前にも、バス乗り場周辺にも大量の放置自転車が溢れたいた。かつてはそれに私も加担していたりする。近年は撤去が厳しくなったせいか、最近は激減してはいる。当然、私も遠くて億劫だが駐輪場に停めるようにしている。さすがに、駐輪自転車が減ると罪悪感が感じ置きにくいものだ。その点では、放置自転車撃退は成功とも言えそうだ。

出てくる順序としては遅すぎるかもしれないが、駅のすぐ近くに駐輪場は全くない。西口にはあの遠くて狭い駐輪場しかない。まともな駐輪場もないのに関わらず、駅前には絶対置くなということである。

だが、駅があればそこに自転車でアクセスする人がいて当然であり、自転車の駐輪需要も当然発生する。自転車と鉄道の交通の結節点という観点に立てば、自転車を収容する施設は当然ながら駅に併設すべきであろう。ただし、限度を超えて殺到する場合には、有料化等の抑制策も必要であるが。

少なくとも、自動車でアクセスする人より優遇されてもいいのではないか?占有面積も自動車の8分の1で済むし、環境にも桁違いにやさしい乗り物だからして。「駅前広場の隣の民間駐車場を借り上げて駐輪場にすべきである。」と本心では思う。

多くの行政は、「自転車を交通として考える」「自転車利用をマネジメントする」という視点に欠けていると言わざるを得ない。

問題をまとめるとこの3つに集約される。

・行政の一方的な(景観を理由にした)駐輪自転車嫌悪感情

・便利で快適な駐輪場の未整備

・鉄道会社の駐輪場設置義務が明確化されていない

まさに、日本の駅前における自転車問題の縮図である。本当に、放置自転車問題は課題が山積しており最も難しい交通問題の一つだとヒシヒシと感じる。

最大の問題は、行政の誠意を感じないことだ。なんでも行政に押し付けようというつもりはさらさらないにしても、少なくとも私にはそう見える。財政が厳しく駐輪場の整備がままならないにしても、何らかの工夫をして誠意を見せてほしい。駅前広場の歩道上にも、自転車を置く余地のある場所もある。そこに駐輪バーを備え付けた簡易駐輪場でも構えたらどうだろうか?

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コメント

>大角豆交差点

 私は徒歩ですが、初めて354(水海道)方面から大角豆南部バス停(荒川沖駅方面)に行くとき、「?」でしたね。歩道橋オンリー交差点というのもあまり記憶にありません。歩道は夜暗かったりして、車や店の明かりとの差がありますよね。

>よるの黒茶さま

そうですねぇ。
あそこは、通学の高校生もよく通るのですが、いつもスロープで自転車を押しているところを見かけます。中には、車道に降りて渡る人もいますが。私も、深夜の車の少ない時間帯でしたら、荒川沖から研究学園都市に向かうとき限定で、下を渡ります。なかなか、難儀する場所です。

歩道橋というのは、よく考えてみると実に不思議な構造物だと思いませんか?クルマを流すこと最優先に考え、歩行者は上に上がってもらうという発想の産物なんですね。高齢者や身障者の方にとっては、あの垂直移動はかなりの難儀だそうです。
クルマ社会を考え直す上では、こういうところまで突き詰めていく必要がありそうですね。

歩道橋、全国的に見るといま徐々に減っているようです。私の実家近くの歩道橋も、老朽化が進んで撤去され、押しボタン式の横断歩道に変わりました。

歩道橋は横断歩道と比べ造るのに金がかかるので、右肩上がりの時代にはさんざっぱら作られましたが、車いすや自転車のことを考えた時、あんな障害物はないです。バリアフリーという観点のない時代の遺物というのが私の印象です。

大角豆の交差点は以前よく車で通りましたが、歩車分離してあるからといって信号付交差点である以上、赤信号が出たら止まるしかないわけで、自動車サイドから見てもたいした時間短縮にならないですね。

>キンキン@ダイコク堂 さま
コメントありがとうございます。こちらでは初カキコですね。
歩道橋がある場合でも、自転車は下を通れるように、通行帯がある場合も多いですが、あそこは自転車まで上を通るようになってますからねぇ。もちろん、下を通っても違法ではないんですけど。
よくよく考えると車いすの通行、自力ではまず不可能ですね。

やっしーさん
きっと大学構内のどっかですれ違ったりしてるんでしょうね。
車いすの場合、あのような傾斜ではほぼ通行は不可能ですね。介助者を巻き添えに転落という恐ろしい事故が生じかねません。一番よいのは横断歩道をつけ、そこでは歩道と車道の間に段差継ぎ目をなくすこと、夜間は上方から横断歩道を明るく照らすことですね。やっしーさんは自転車乗りの方なので、わかっていただけると思います。いまだに車いすのスロープは形さえつけておけばいいだろうというところが多く、我々の大学構内などほんとに遅れていますね。

ひょっとして、2002年度に国語ⅠおよびⅡを履修したときお会いしているかもしれませんね。

歩道と車道の継ぎ目は、視覚障害者の方にとっては、車道と歩道の境界を認識するために必要です。最近、大通りの交差点では継ぎ目を改良したところが増えてきました。
従来型の自転車にとっても車椅子にとっても非常に不愉快な継ぎ目から、段差を少なくしつつ視覚障害者の方にも認識可能なブロックに取替えつつあります。
写真があれば一目瞭然なのですが。
明日にでも、記事で写真をアップしますね。

国道354の大角豆交差点以西~友朋堂前までの拡幅工事の
土地買収が着手したようです.

http://www.katsura-tsukuba.com/detail_tsukuba_2_katsura_3_4095
ここでは,「国道拡幅後、歩道橋撤去予定」となっています.
しかし,歩道橋を撤去してから,仮設の歩道でも設けてくれ
て,国道工事に入ってもらってもいいのではないでしょうか.

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