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川口市園児死亡事故再考

「クルマ社会を斬る!」とは、名の通りクルマ依存社会の問題について様々なことを扱っていきます。

mixiの[★車社会を否定したい人々★] コミュニティにも、ほぼ同じ内容で載せていきます。

まずは、2006年9月25日に、埼玉県川口市で発生した園児死亡事故の件について私が思っていることを載せます。11月24日に、死亡した園児4人の「お別れ会」が開かれたことですし。この機会に、色々とクルマ社会について考え直す、ささやかながら何かのきっかけになればと思うのです。

事故の概要は、幅員約6mの生活道路を、私立小鳩保育園の園児33人と引率の先生5人で公園まで行く途中、わき見運転の自動車に突っ込まれ、園児4人が死亡し、引率の先生1人を含む12人が重軽傷を負った事故です。

事故現場は、園児の泣き叫ぶ声が響き、血を流し、はね飛ばされて道路に横たわる子どもたち、あまりにも悲惨な状況であったそうだ。ああ、考えるだけでもツライすぎる光景。

運転中にカセットテープを入れ替えようとして、園児の列につっこんだということですが、ドライバーの過失(本当は過失なんて甘ったる過ぎる!)、安全意識の低さ以上に気にかかることがあります。運転中にこんなことをするなど言語道断なのは言うまでもないがね。

ここからが本筋。

それにしても、園児の散歩のときに、引率の先生が、

「クルマがきたよー ぺったんこして!」

って、園児を立ち止まらせ、道路脇に張り付かせ、クルマが通り過ぎるのを待つのって、よくよく考えたらおかしな話ではないでしょうか?

歩行者である園児たちが、待機させられ、自動車は速度も落とさず、側を通り抜けていく現実・・・・。日本は、どこまで自動車優先主義に洗脳されているのかと、情けなく思ってきます。

本来なら、自動車が、園児が通り過ぎるまで停止して待つべきではないか?より強大な運動エネルギーを持つゆえに、生身の人間、しかも人生まだまだこれからの幼い園児たちに、危害を加えてしまう可能性があるならば、最も安全な方法をとるのが社会の常識ではないのか??

もし、やむを得ず自動車が側を通るにしても、引率の先生が旗を持って、最徐行で安全に誘導すべきです。警備員を雇うことも考慮すべきでしょう。

次に、ドライバーにいくら気をつけろ、安全運転しろと繰り返し言っても、飲酒運転など厳罰化しても本質的な解決にはなりません。そもそも、そのような行動をあらかじめ抑止するシステムが不在ですから。

この事故の場合では、運転中に他の操作をすることを防止するシステムの不在、そのような安全意識の低いドライバーを輩出する免許制度などから根本的に見直さないといけないでしょう。

いや、カセットテープやカーオーディオの存在自体から問い直さねばならない。運転中にカセットを入れ替えるという行動が可能であり、それにより不適切な運転操作を招いてしまうこと自体が問題視されねばならないです。事故の直接の原因を考えると、

なぜ事故が起こったのか?⇒カセットを入れ替えようとしてわき見運転したから。

では、なぜカセットを入れ替えようとしたのか?⇒運転中にテープが終了し入れ替えたかったから。

なぜ、車内で音楽が流れるのか?⇒そんなの簡単だ。カーオーディオがあるからに決まってる!

少なくとも、この場合カーオーディオがなかったら事故は起きなかった。同種の事故を本当になくしたいなら、こういうところまで突き詰めるべきだ!走行するにあたって全く不要な機器であり、それが運転に気をそらす要因になるならば、その利用は制限されて当然ではないのか?災害用限定に最低限のカーラジオがあればいいのではないだろうか。

また、このような事故をなくすには、飛行機みたく副運転手を助手席に乗せつねにドライバーの行動を補佐・指導する、鉄道の運転士みたいにドライバーの管理を厳格にする、抜き打ちで運転審査官が同乗して指導するなどしないといけないでしょう。

そもそも、生活道路にクルマを入れることに対してもっと慎重にならないといけないですね。これは後ほど詳しく述べることにします。その道路の状況は、

近所の人によると、事故があった路地は信号機がない「裏道」で、近道として利用するドライバーもいるという。「こんな狭い道なのに40~50キロぐらい出して走る人もいて、何度も怖い思いをした」と憤る女性もいる。

とのこと。これは、また別の機会に譲ります。語りだしたら文章が3倍くらいにふくれあがるでしょうから。

最後に、亡くなられた園児4人のご冥福を心からお祈りします。

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コメント

やっしーさん、こんにちは。mixiのコミュからやってきました☆

私もこの事件の新聞記事を読んで、一番印象に残ったのが
…「クルマがきたよー ぺったんこして!」…
でした。。(苦笑)

この保育士さんの一言は、今の日本のクルマ優先社会っぷりを実によく表していると思います。まず歩行者→んで自転車→さいごに自動車(クルマ)…という弱者優先の考え方というか、そもそも「常識」の欠如があると。(汗)

ことに欧州(歩行者・自転車社会が取り戻されつつある、、)においては、歩行者優先が徹底されていて、信号のない道路を横断するのは当たり前。またどんな街でも"foot path"と呼ばれる「お散歩コース」があって、「歩く権利」こと歩行者の人権が尊重されている、といいます。

このような事件は、当のドライバーの責任(罪)の重さはもちろん計り知れませんが、同時に今の日本の”人権無視””弱肉強食”ともいえるおかしな社会構造の改変が必要ですね。

自動車利用者としては心苦しいかぎりであります。
実は先日、お世話になっているご近所の方が車にはねられました。
横断歩道を(当然青信号で)渡っていたところ、信号無視のトラックにはねられたそうです。
お見舞いに病院まで伺いましたが、ショックでした。

この界隈に限らず、近年とみに自動車運転者のモラルが下がっているような気がします。
飲酒運転は論外ですが、赤信号になっても2〜3台は車が出てくる。路地でスピードを出す。
赤信号で交差点に止まると右折レーンから追い越して交差点に突っ込んでいく大馬鹿者さえいます。

こうした状況に対しては、厳しい処分と監視システムの導入さえやむを得ないという気になっております。それと同時に、道路構造的あるいは時間的な歩車二輪車分離のシステムを作っていくことにお金と知恵を出さなければならないと考えます。つくばのペデストリアンなんて素敵なシステムだと思うのですが、最近は路面タイルの破損すら放置気味で、一方いまだに利用価値の分からない自動車用道路がどんどん作られていくのを見ると(6年前に購入した車にナビをつけたのですが、ほとんど当てにならないほど道路が増えました)金のかけかたの優先順位が激しく間違っていると思います。

>らんすさん
はじめまして。
日本のクルマ優先社会っぷりは、自転車の車道締め出しをしようとするまでになってます。
今日も、信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしていて、走ってきた小型トラックは直前で急停止。ドライバーは眼をとばしてましたよ・・・・
クルマが偉いわけじゃないの!と言いたくなりましたよ。

>キンキン@ダイコク堂
それはそれは、1日も早いご回復を願います。
交差点で、赤になっても侵入する原因の一つに、「全赤」があると思います。前方が赤になっても、対面する道路の信号がただちに青にならず、3秒ほどはすべて赤の状態になるというものです。
直前で、黄色になったときの判断の余裕を残すものらしいですが、これがどうもドライバーの甘えを生んでいるみたいです。

>らんすさん
あなたのブログも拝見させていただきました。
リンクに加えていただいているそうで、ありがとうございます。
こちらも、リンクしました。
これからも、時々のぞきにきますね。

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